2019年

3月

16日

「知っておきたい水問題」で、わからなかった基本がクリアに

3月22日「世界水の日」を前に、
水の未来について考える場を創りたいと思い、
21日にシェアReadingの会を開催します。

その準備として、
ここのところ、水に関する本を読んでいます。

知っておきたい水問題」は、
九州大学での連続講義を元に編集された本。
今まで、水問題についての本を読んでいても

なんだかよくわからないと思っていたところが、

グッとクリアになりました。

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2019年

3月

15日

水問題入門編に最適「水がなくなる日」

3月22日は世界水の日。

その前日21日に予定している

「水の未来」をテーマにしたシェアReadingの会の準備として

水に関連した本を読んでいます。

橋本淳司さんの著書「水がなくなる日」を読みました。

見開きで1テーマ、イラストも多くわかりやすい橋下淳司さんの本
見開きで1テーマ、イラストも多くわかりやすい橋下淳司さんの本
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2019年

3月

06日

「おいしさの錯覚」を利用する

2002年に立ち上げた

「食の探偵団」という食育ワークショップでは、

「五感を駆使して食べものの世界を探検しよう!」

を大きな軸の一つとしています。

その中で、子どもから大人まで
1,000人以上の
方々に対して実施したのが、

「比べてみよう」というプログラム

 

実はこのプログラム、

個人的には「錯覚プログラム」と呼んでいました。

「錯覚クイズ」に使う皿
「錯覚クイズ」に使う皿
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2019年

2月

22日

「加工食品には秘密がある」を読んで、意気消沈?

今週日曜に、

食品のホントのコストを考える」をテーマに

シェアReadingの会を予定しているので、

関連本を読んでいます。

今日読んだのは「加工食品には秘密がある」。
著者はフォーチュン誌やNYタイムズなどのライターも
勤めていたというフリーランスライター。

「加工食品には秘密がある」
「加工食品には秘密がある」
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2019年

2月

21日

「おいしいコーヒーの経済論」を読んで

2月24日(日)、

食べもののホントのコストを考える

シェアReadingの会開催に向けて、

テーマに即した本を読んでいます。

今日読んだ本は「美味しいコーヒーの経済論

おいしいコーヒーの経済論
おいしいコーヒーの経済論
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2019年

2月

20日

「激安食品の落とし穴」を読んで

3月24日(日)に

食べもののホントのコストを考える」をテーマに

シェアReadingの会を開くこともあって、

ヤマケンこと山本謙治氏の著書

激安食品の落とし穴」を読んでみました。

激安食品の落とし穴
激安食品の落とし穴
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2019年

2月

19日

FACTFULNESSは、世界のより良い未来を希望する著者の「遺書」

冒頭から、

自分が世界をどれだけ知らないか

その事実を突きつけられる質問が並びます。

人は皆、

10の思い込みによって、自分の周りの世界を誤解し、

悪くとってしまいがちだというのです。

話題の「FACTFULNESS」を読みました。

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2019年

2月

06日

「ファーマゲドン〜安い肉の本当のコスト」を読んで

「食べもののホントのコスト」をテーマにした

シェアReadingの会の準備のために読んだ本。

 

ファーマゲドン〜安い肉の本当のコスト
真っ赤な表紙と言葉のおどろおどろしさもあって、
なんとなく手にとるのが憚られてきました(笑)。

 

でもこの本は、過激すぎる主張をするものではないし、

肉食は悪とするものでもありませんでした。

「ファーマゲドン〜安い肉の本当のコスト」
「ファーマゲドン〜安い肉の本当のコスト」
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2019年

1月

30日

中山で、食の備蓄について考えてみました

1月26日(土)、横浜市緑区中山の季楽荘で、

月に一度のシェアReadingの会を開催しました。

今回のテーマは「食の備蓄について考える」でした。

食の備蓄に関する本あれこれ
食の備蓄に関する本あれこれ
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2019年

1月

23日

シェアReadingの会〜食の備蓄を考える③

発酵学者の小泉武夫氏の著書「賢者の非常食」を読んでみました。

日本の伝統的発酵食品である味噌が

非常食としても役立つことを紹介し、

漬物類や乾物もおおいに利用すべきと、

賢者が選ぶべき非常食品ベスト20をあげています。

干し納豆の作り方などは、
参考にさせていただきたいなと思いました。

「賢者の非常食」
「賢者の非常食」
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2019年

1月

22日

シェアReadingの会〜食の備蓄を考える②〜

かんたん美味しい防災レシピ びちくでごはん
(粕谷亮美・文、杉山薫里・絵)
を読みました。

50ページを切るボリュームで、
字も大きく、イラストを多用。

ふりがなもついているので、小学生でも読めます。

「びちくでごはん」
「びちくでごはん」
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2019年

1月

21日

食の備蓄を考える①〜シェアReadingの会に向けて

『もしも』に備える食〜災害時でも、いつもの食事を〜

を読みました。

分子調理学で有名な宮城大学の石川伸一准教授(当時)と

管理栄養士で

日本災害食学会災害食専門員の今泉マユ子さんの共著。

「もしも」に備える食
「もしも」に備える食
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2018年

11月

25日

「発酵」をテーマにシェアReading

今回のシェアReadingのテーマは「発酵を考える」。


醤油作りをしている人、
発酵食レストランのオーナーシェフやそこで働く人、

生き物のカラダに詳しい獣医さん、

そして大学を9月に卒業したばかりという女子。

20代から50代まで、私を含めて6名で、

本を読み、対話する2時間でした。

20代から50代までがテーブルを囲んで発酵談義!
20代から50代までがテーブルを囲んで発酵談義!
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2018年

11月

06日

ピタゴラスは元祖ベジタリアン!

10月に開催した「肉を食べる」をテーマにしたシェアReadingの会に向けて読んだうちの1冊「イギリス肉食革命」。

子どもの頃の食卓といえば、その半分以上は魚と野菜だった。

この50年ほどの間に、日本の食卓は大きく変わり、肉の消費は大幅に増えている。

そのスタートはどこにあったのか。

「肉食革命」というタイトルに惹かれて手に取った。

イギリス肉食革命
イギリス肉食革命
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2018年

11月

03日

「牛を屠る」

今は作家として生きる筆者は、北大法学部出身。出版社に勤務するも上司と喧嘩して一年で失職。偶然にも近いご縁で屠殺場の作業員になる。そんな著者の自伝的エッセーである。

 

まずは、私を含む、肉が好きという人にはぜひ読んでほしい本だ。

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2018年

10月

30日

人類はなぜ肉食をやめられないのか?

ある日ベジタリアンになることを宣言した著者の母親が、2週間もすると「肉が好きだから肉を食べるの。それだけよ。」と元に戻ってしまう。

なぜ私たちは肉を食べたくなるのか?

肉を断つのが難しいのはなぜか?
肉がカラダに悪いなら、なぜ私たちはベジタリアンに進化しなかったのか?

etc.


母親の行動をきっかけに湧いてきたさまざまな疑問を追求するポーランド系カナダ人のサイエンス・ライターの手になるこの本、とても興味深く読んだ。

人類はなぜ肉食をやめられないのか
人類はなぜ肉食をやめられないのか
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2018年

10月

01日

「種子」をテーマにシェアReadingの会

9月30日、台風24号がくる直前の午前中、毎月恒例の季楽荘(横浜市緑区中山)でのシェアReadingの会を開催しました。
今回のテーマは「種子」。

種子をテーマにシェアReadingの会
種子をテーマにシェアReadingの会
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2018年

9月

07日

「種子が消えればあなたも消える」

種屋に生まれたという著者、西川芳昭氏の専門は農村開発、農業生物多様性管理。種子調達や品種管理の調査研究を手がけてきた。

 

2017年2月。種子法の廃止が閣議で了承されたことをきっかけに、種子と人との関係に興味を持つ人が増えてほしいという思いで書いた本という(その後、種子法は2018年4月1日を持って廃止された)。

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2018年

8月

16日

「日本人が知らない漁業の大問題」を読んで

著者の佐野雅昭さんは、水産庁出身で学者になった方。専門は水産物流通の水産経済学者です。

この本では、「確かにそうだ!」と膝を打つような視点(でも言われなければ気づかないようなこと)が多く提示され、これからの漁業を考えるに際してとても参考になりました。

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2018年

8月

16日

「日本の漁業が崩壊する本当の理由」って?

著者の片野歩氏は、20年以上に渡って、北欧中心に水産物買い付け業務に携わった経験を持ちます。


そしてその経験を元に、水産物のサステイナビリティを議論する国際会議「シーフードサミット」に参加し、
日本人初の最優秀賞を政策提言部門で受賞しました。

 

この本では、漁業先進国と言われるノルウェーとの比較を中心に、日本の漁業の課題を記しています。

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2018年

4月

23日

食糧危機に立ち向かう科学者たちの物語

「世界からバナナがなくなるまえに」
(Never Out of Season: How Having the Food We Want When We Want It Threatens Our Food Supply and Our Future)
は、私たちの食べものである植物を守るために、時には自らの命すら投げ打って研究してきた科学者たちの記録であると共に、目先の利益を優先してきたことが、今、ともすれば壊滅的な食糧危機にすぐにも陥らないとは限らない現状への警鐘の書でもある。

読み物としてもとてもおもしろく、時には涙しながら読み進めた。

ぜひ一人でも多くの人に読んでほしい。

世界からバナナがなくなる前に
世界からバナナがなくなる前に by ロブ・ダン
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2018年

2月

27日

「備える」をテーマに読書会in中山

2月22日に「備える」をテーマに開催した読書会。
参加してくれた皆さんも、それぞれに「備える」というイメージで選んだ本を持ち寄ってくれての読書会となりました。

 

私が直前に「Q思考」と言う本を読んでいたこともあり、「備えは必要がない」ということに対してとにかく質問をたくさんあげてみるという、質問ウォーミングアップから始めてみました。

私が持ち込んだ本、皆さんが持ち寄ってくれた本の中から好きな本を一冊選びます。
私が持ち込んだ本、皆さんが持ち寄ってくれた本の中から好きな本を一冊選びます。

「備えは必要ない」と言う架空の人に対して、質問だけ(答えは不要、議論も不要)をとにかく数を出してみることから始めた今回。

 

2分間と時間を限った中でもたくさんの質問が出ました。自分では考えなかったような質問が他の人たちの口から出てきて、「なるほど〜」と思うことも多々。

同じことに対しても、人によって疑問に思うことは違うんだなと再認識。そして、読書会では、自分以外の人の視点を取り込んで読めることが貴重なんだなとも思いました。

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2018年

2月

10日

未来の食はどうなる?〜「料理と科学のおいしい出会い」を読んで〜

分子レベルでおいしい料理の秘密を探り、よりおいしい料理を開発する「分子調理」の研究者・石川伸一氏による本「料理と科学のおいしい出会い 分子調理が食の常識を変える」を読みました。

分子レベルでおいしい料理の秘密を探り、よりおいしい料理を開発する「分子調理」の研究者・石川伸一氏による本
「料理と科学のおいしい出会い」味覚のしくみと、食の分野での新しい技術の紹介
分子調理学」を
「食べものを調理して美味しく頂く家庭で起こる現象を分子レベルで解明する学問」
と、

分子調理法」を
おいしい食材の開発、新たな調理方法の開発、おいしい料理の開発を、分子レベルの原理に基づいて行う”技術” 

と定義して、この二つが刺激しあうことが大切としています。
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2018年

2月

02日

本を読まずに参加できる読書会@横浜市緑区

昨年10月から、月に1度程度の頻度で開催している読書会。

本を読まずに参加できます。
本を介しての対話を重視した読書会です。
その場の2時間では到底本を精読することはできません。

でも、みんなで同じ場に集まって本を読むことで、他の人の視点とともに読書ができるおもしろさ(ってどういうことかは体験してみていただきたいのですが)をきっと体感できるはず。


ずっと深くその本とお付き合いできるようになると思います。

1月22日に開催した読書会終了時の記念撮影
1月22日に開催した読書会終了時の記念撮影

1月22日に開催した読書会には、雪予報の中キャンセルが数名ありましたが、5名が集まってくれました。

 

今回のテーマ「始まり」を意識して、私が集めたもの、共催のまがりBooksさんが持ってきてくださったもの、ご参加の方々が持参してくれたものなど、20冊を超える本が集まりました。

その日の気分で、今日読みたい本を各自選びます。

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2017年

12月

12日

「一緒に」読書する楽しみ

12月11日、月曜日の午前、横浜市緑区のとても気持ちのいい一軒家「季楽荘」で、読書会をファシリテートさせていただきました。

ション:  和気藹々、楽しく、でも集中して本を読み、発表もします
和気藹々、楽しく、でも集中して本を読み、発表もします

年の瀬の慌ただしさに突入する前に、「本を介して来年の心の準備をしちゃいましょう!」と題して開催した会に集まってくれたのは、4名の素敵な女性たち。
オーガニックの紅茶をいただきながら読書会は進みます。

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2017年

11月

13日

本を介することで深い共感を得ること

11月12日(日)、とても素敵な女性から「ぜひこの場所を使ってくださいね」とお声がけいただき、日本橋で読書会を開催させていただきました。

集まってくれたのは30代から50代の女性5名でした。

5名(1名は写真不可)の女性が集まってくれました。
5名(1名は写真不可)の女性が集まってくれました。

今回のテーマは「未来の自分から今の自分にメッセージをもらおう!」というもの。

未来をテーマにした本から、これを読んでみたいという本をまずは一冊選んでいただきます。

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2017年

10月

12日

本を読んでくる必要なし。対話を生む読書会開催していきます

何度か参加したことで、「ファシリテーターになりたい!」と思い、2015年6月にRead for Actionのリーディング・ファシリテーターの資格をとりました。


当時は9月開催のミラノでのイベントを控えクラウドファンディング中。そして、乾物ヨーグルト(ヨーグルトを乾物で戻す)についての初めての本の出版も控えている時期でした。

その後、怒涛のような日々に突入してしまい、「読書会を開催したい!」という思いを持ちつつも開けず。


「今年は、これからの生き方を考え、布石を打つように行動を変えていこう」と年初に思っていました。

その一つとして、先月、ファシリテーター講座を再受講してきました。

「未来」をキーワードに本を選んでみました
「未来」をキーワードに本を選んでみました
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2017年

9月

26日

「美味しさの脳科学」を読んで

美味しさの脳科学 Neurogastronomy 匂いが味わいを決めている」という本を読んだ。

 

2002年から、「五感」で感じることを中心に据えた食育プログラム「食の探偵団」を開催してきている。
なので、今までにも嗅覚についての本も読み、研究者にも会いに行き、実際に嗅覚を通じての、あるいは嗅覚にまつわる
気づきがあるようなプログラムを行ってもきた。

この本
は、そんな中でも、かなりの充実度(300ページを超える専門書)。さもありなん、著者は、イェール大学の神経生物学の教授であり、「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」誌の元編集長でもあるゴードン・M・シェファード。

なかなかの難易度ではあるが、学びと発見がたくさんあった。

美味しさの脳科学 においが味わいを決めている
美味しさの脳科学 においが味わいを決めている
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2017年

9月

25日

「戦争がつくった現代の食卓」を読んで

軍隊の食。
極限の状況の中でも体力を維持するだけでなく、士気を高めるようなものであってほしい。輸送にも適しており、保存期間も長くなくてはならない。

そんな食を研究しているアメリカのネイティック研究所を中心に、軍隊用の食事(レーション=糧食)として要求される要素を研究する先に、今私たちが享受している加工品の誕生があるとし、この本「戦争が作った現代の食卓」には、その例が多数あげられている。

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2017年

9月

23日

「実況 料理生物学」を読んで

大阪大学で人気だったという(著者・小倉明彦氏はすでに退官)「料理生物学入門」の講義の様子を本にしたという「実況 料理生物学」を読んだ。

焼き豚の前と後ろは?
牛乳が白いのはなぜ?
なぜ犬は生野菜を食べなくてもいいのか?
なぜパンダは肉を食べないのか?

え?なになに?と思わず前のめり、そしてその答えを知った時には人に話してみたくなるような話題満載。
料理を作り、食べながらの教授と学生の対話の形で書かれているので、す〜っと読める。

そう、食を通じてどれだけたくさんのことが学べるか。

そして、驚きや発見と共に学ぶとき、それがどれだけ身につくか。

こんな講義がいろいろなところで、さまざまな学問分野で展開されたら!と思う。

決定!
私の妄想の中の「食育大学校」の講師のリストに小倉先生を加えることにしました(笑)。

 

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2017年

9月

17日

レゾナンス・リーディングを試してみた

前から言葉だけは聞いていた「レゾナンス・リーディング」。
共鳴読書とでも訳せるだろうか。


この読書法について解説した本のタイトルが
1冊20分、読まずに『わかる!』すごい読書術

さて、どんな本なのだろうか?どんな読書法なのだろうか?

1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術
1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術
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2017年

9月

06日

「鏡の中の鏡」ミヒャエル・エンデを読んで

「許して、ぼくはこれより大きな声ではしゃべれない。」


冒頭のこの一文から引き込まれて、意識の迷宮にまよいこむ快感を得た。

そして、二作目の結末には思わず唸った。

「モモ」「果てしない物語」で知られるミヒャエル・エンデの代表作の一つ「鏡の中の鏡」。

シュールレアリズムの画家であった父エトカーに捧げられた30の連作短編集だ。

それは、詩のようでもあり、音楽のようでもある。

前とその後の話を、共通するイメージで繋ぎながら幻想的な世界が展開され、最後に至って初めの話と繋がる不思議な構造になっている。

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2017年

9月

04日

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」を読んで

引用されていたヨーゼフ・ボイスの言葉が、響いた。

「社会彫刻」


「すべての人はアーティストとしての自覚と美意識を持って社会に関わるべきだ。この世界をどのようにしたいかというビジョンを持って、毎日の生活を送るべきだ。」

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか
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2017年

8月

30日

「必生 闘う仏教」を読んで

たまたまその人に関する記事を目にし、こんな人がいるんだ!と本を手に取った。

佐々井秀嶺氏。

若い頃、三度の自殺未遂をするも、師と仰ぐ人たちとの出会いから立ち直る。出家し、タイ留学を経て33歳でインドに渡り、55歳で帰化。
今は1億人を超えるインドの仏教徒の最高指導者として「闘う」。

何に対してか?

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2017年

8月

28日

「2030年ジャック・アタリの未来予測」を読んで

”「起きるわけがない」と決めつけても、どんなことだって起こりうる。そうした最悪の事態を予測することが、最悪を回避する最善の手段なのだ。”


”未来の歴史家たちは、2017年の人類が「大破局」を予見したのに、これを阻止するための地球規模の革命を起こさなかったのはなぜか、と疑問を抱くに違いない。”

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2017年

7月

31日

NYの三つ星レストランのシェフが10年のフィールドワークの末に考えた「第三の皿」とは

読み応えのある上下巻だった。
土地を訪れ、人と対話し、食べ、シェフとして持続可能な食の未来のために何ができるのかを考える。

著者ダン・バーバーの十年に渡るフィールドワークと思索のノート。

ある夏の夜にふと湧いた疑問
Farm to Table地産地消によるフードチェーンの短縮化を目指した。そんな僕たちのレストランのメニューには本当に持続可能性があると言えるだろうか。
そこからダンが未来の食を表現する「第三の皿」探求の旅は始まる。
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2017年

3月

27日

死ぬまでにやりたいことはなんなのか?「孤独は消せる」を読んで

友人からの勧めで手にしたこの本。著者の吉藤健太郎氏は1987年生まれだ。
「人は、誰かに必要とされたい。必要としてくれる人がいて、必要とする人がいる限り、人は生きていける。」
「人生の大きな変化は、人によってもたらされる。」
そんな信念のもとに開発した「分身ロボット」OriHimeは、今、難病患者の社会参加や出歩けない高齢者の「孤独を消す」ことに役立っている。
吉藤氏は、自らの経験から孤独を「誰ともつながりを感じられず、この世界に居場所がないと思ってしまう状態」と定義する。

三年半の不登校体験、苦手な人付き合いを工夫を重ねることで克服、世界最大の科学大会での栄冠。

「『こうやったらうまくいかない』という無数の経験が財産。」
「いいと思ったことをやればいい。重要なのは人に勧められたことをそのままやるのではなく自分で考え、自分の責任で選択することだ。」
「やるからには、ここまでやるかと言わせなあかん」

いろいろな人がいろいろな本やメディアで同じようなことを言っていると思うが、吉藤氏の心の軌跡を追体験する中で、こうした言葉は読み手に突き刺さってくる。
そして、読後、
「自分の原動力はなんなのか?」
「死ぬまでにやりたいことはなんなのか?」
吉藤氏が自身に問いかけた言葉が、読後自分にもまた問いかけられるのを感じる。
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2017年

2月

16日

「昆虫を食べる」を読んで

2013年にFAO(国連食糧農業機関)が出した昆虫食の可能性を提示した報告書が出たことで、栄養豊富で育てやすく、環境負荷が肉に比べて大幅に削減できる昆虫食の世界に注目が集まってきています。

FAOのレポートで概要は把握したものの、日本人が書いたものを読んでみようと手にしたのがこの本「昆虫を食べる!

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2017年

1月

10日

「100年後の水を守る」ために

ここ数日、「食べることが未来の社会を変えていく」と題してブログを書いています。

今日は水について、少し。

世界で「人間らしい暮らしをするために1日に最低限必要な水の量」は


50リットル

とされています。

 

50リットルの水で「普通に」生活しようとしてみると、日本の子どもたちからは「できるわけないじゃん!」という声が上がるそうです。

昨日のブログで、(どうせ捨てられてしまうなら)作らなくてもよかった作物のために 90億人分の水が使われてしまったと書きました。その計算は一人1日200リットルが前提の数字になっています。

 

さて、日本人の生活用水の平均使用量は、どのくらいだと思いますか?

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2017年

1月

07日

難民問題を考える〜「ヨーロッパから民主主義が消える」を読んで

ドイツ在住の作家、川口マーン恵美氏の「ヨーロッパから民主主義が消える」を読了。
昨年末のベルリンのクリスマスマーケットでのテロは、EUの中で最も難民に対して寛容な姿勢をとるドイツにとって、さらに難しい課題を投げかけたことになる。

これからヨーロッパでの難民政策はどんな方向に向かうのか。

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2017年

1月

03日

年初の読書〜内村鑑三「後世への最大遺物」

ある本の中に内村鑑三の「後世への最大遺物」の紹介を見出し、今年初めての本としてみた。

毎年年初に読み直すことに決めようかと思う。内容もそれに相応しく、また講演をそのまま文章にしたもので読みやすく、短いのもよい(kinde版なら無料で読める)

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2016年

12月

25日

これからの自然保護を考える〜「外来種は本当に悪者か?」

久々に興奮して読んだ本。
イギリス人ジャーナリスト、フレッド・ピアスによる「外来種は本当に悪者か?」

膨大な取材に基づき、従来の自然保護の考え方への疑問と新たな軸を提起する。

賛否両論、特に否定派は徹底的にこの本を叩き、こき下ろしているのもおもしろい。

 

私は、彼の考え方をとても興味深く感じた。

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2016年

12月

04日

寿命100年の時代への心得 「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」を読んで

友人からの勧めで「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著)読了。しばらくあれこれ本を読みまくっていたので感想をまとめるのが遅れてしまった。実際に読み終わったのは2週間ほど前。

寿命が100年にのびようとする今の時代にあって、「教育、労働、引退」という3ステージの生き方は過去のものになるとし、そんな時代にあって、私たちはどんなことを考えて暮らしていけばいいのかを提示する。

100年時代には、ほとんどの人は、思っていたより20年以上多く働かなくてはならない。長寿になることを恩恵とするには、生涯を通じて変身し続ける覚悟を持たなければならないとする。

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2016年

12月

03日

自分に出来ることは何か?「賞味期限のウソ」を読んで

食品ロス問題の専門家、井出留美さんの著書「賞味期限のウソ」を拝読。
井出さんと知り合ったのは5年ほど前だろうか。
Facebookなどを通じてその活躍を拝見しているだけではなく、時折ご一緒させていただいてもいる。そんな時にいつも感じるのが、多忙な中でも周りへの心配りが素晴らしいなあということ。そして実現したい未来を見据えてまっすぐに進んでいく気概、行動力。尊敬する女性の一人だ。

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2016年

11月

25日

利潤は不要!「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」を読んで

鳥取県にある「タルマーリー」の店主、渡邉格さんの本。店はお世辞にも便利とは言えない場所にあるらしい(この本が書かれた頃にあった場所からその後移転したようだ。が、やはり訪れるには便利な場所ではなさそうではある)。

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2016年

11月

07日

化学肥料は国策によって広まった!?

友人の勧めで手にとった「野菜が壊れる」(集英社新書)。

化学肥料は実は鉄鋼業界、自動車業界の産業廃棄物から作られ、国のテコ入れのもと、戦後の日本経済の発展に大きく寄与したという「事実」に驚く。

野菜に含まれる栄養素が年々減っていることをグラフで表示。

化学肥料の使いすぎによって土壌が異変し、世界の人口増による食料不足よりも前に、土がその生産性を失ってしまうことによって作物を作ることができなくなってしまう恐れがあると警鐘を鳴らす。

 

何年か前に某大手スーパーが国産野菜を売るために、輸入野菜との栄養成分比較を掲示しようと企画して調べてみたところ、むしろ国産野菜の成分含有量の方が軒並み低くて企画を諦めたという話を耳にしたことがある。

なぜそうなってしまったのかの土の下の仕組みがきちんと書かれていて興味深い。
なるほど、著者は農業研修生として若くしてアメリカに派遣されたこともあり、クボタで働いた経験も持つ農業研究者だからこそ、ただ「栄養成分含有量が低い」で終わらないわけだ。

 

私たちが食べものを買う時、どんな基準で選ぶのか。

持続可能な食の未来はその一人一人の意識と行動の積み重ねで決まる。

まずは、食やその周りのことについて知り、考えることを始めたい。

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2016年

10月

17日

偶然の連鎖に身をゆだねてみる~「弱いつながり」を読んで

先日読んだ家入一真氏の「さよならインターネット」で紹介されていたので、図書館予約して東浩紀氏の「弱いつながり〜検索ワードを探す旅〜」を読んでみた。

ネットは「強い絆をどんどん強くする」メディアであり、偶然性をもたらす「弱い絆」(=ノイズ)を排除するもの、と著者は言う。

 

強い絆と弱い絆のバランスをとって生きるためには、弱い絆を強めなければならない。そのためには旅に出よう!と提案する(そして弱い絆を作るもう一つは性欲であるとも。性欲があるからこそ、本来だったら話しかけることもなかったかもしれない人とのつながりが生まれる=偶然性、ノイズ)。

 

身体を一定時間非日常の世界に拘束することで、新しい「欲望」が湧いてくるのをゆっくりと待つことこそが旅の目的であり、「新しい情報」ではなく「新しい欲望」に出会うことが重要と説く。

 

この「欲望」という言葉がちょっとわかりにくいかもしれない。著者は、新しい世界への好奇心や意欲という意味で使っている。

 

メッセージは、「偶然の連鎖に身を委ねることを肯定していこう!その一番てっとり早い方法は旅に出ること」

 

何が起こるかわからない世界に生きている私たちは、新たな局面が訪れた時に、それまでやってきたことにこだわらず、未来に向かって頭を切り替えることができる柔軟性が重要なのだから、と。
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2016年

10月

15日

衛藤信之さんの講演からその本を読んで

10月10日、友人の澤木祐子さんが代表を務める国際スタイリングカウンセラー協会の2周年記念のイベントに参加。その中で、日本メンタルヘルス協会の代表、衛藤信之さんの講演を聞く機会がありました

120名が参加という盛大な会でした!
120名が参加という盛大な会でした!

とても感慨深く、考えさせられるところもあるお話だったのですが、その日の私の気持ちのあり様からか、素直に受け取ることができなかったように感じたので、衛藤さんの最新刊「今日は、心を見つめる日。」を読んでみました。

もしかしたら、その内容は、心理学関連の本を読んでいる人たちにとっては「読んだことあるなあ」と思えることが多いかもしれません。
とはいえ、ともすれば難しくなりがちなことを、衛藤さんは人の心に届くよう、わかりやすい言葉で表現するストーリーテラーとして抜群の才能を持っているように感じました。これは壇上でのお話の際にも感じたことでした。

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2016年

10月

10日

和泉ちゃんの著書「料理家ハンターガール奮戦記」

9月、息子の入学式で別府を訪れた帰りに一泊立ち寄った福岡。

年齢を超えて尊敬する音楽プロデューサーでありコントラバス奏者の松永誠剛くんの紹介で福岡であった料理家の井口和泉ちゃんの本「料理家ハンターガール奮戦記」を読んでみた。

福岡の「after the rain」にて
福岡の「after the rain」にて

「料理を仕事にする人どうし合わせるとハブとマングースになるかな?」という誠剛くんの「心配」をよそに、和泉ちゃんの、いい意味でサバサバしたオタク!な感じ(そして知識豊富!)の奥にある繊細な心を感じて、私はすっかり和泉ちゃんファンになってしまったのだった。

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2016年

9月

08日

かつお節の裏に海を渡った多くの人々がいた〜「かつお節と日本人」感想

今のようなかつお節が作られるようになったのは300年前、はわかる。

しかし、かつお節といえば枕崎(鹿児島)とすぐに思い浮かぶのだが、実は「南洋節」と呼ばれるものが1930年ごろから80年もの間、4000kmも離れたミクロネシアで盛んに作られていたことを、全く知らなかった。
それもダイビングで随分通っていたスラウェシのマナドの直ぐ近くで、、、、。

日本の伝統的な乾物と考えられているかつお節だが、庶民が普通に使うようになった歴史は思いの外浅い。戦前生まれの人たちにとっては、かつおだしは特別なご馳走だった時代があったのだという。
明治時代から第二次大戦までの間、かつお節は戦地での携行食でありダシを取るためのものではなかったというのも、この本で新しく得た知識だ。

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2016年

8月

30日

日本は納豆後進国だった?〜「謎のアジア納豆」を読んで

2015年のクリスマスイブ、日本を発って上海に21時すぎに到着。翌朝8時の便で銅仁(トンレン)に飛び、クリスマスの午後には凍てつく2000m級の山頂に私は立っていた。
そして帰りのロープウェイで一緒になった地元のカップルに誘われるまま、彼らのオススメのレストランへ。共に鍋をつつき、ご馳走までしてもらった。お土産にと貴州名産のお酒までもたせてくれた。「遠来の客だから」と。

梵浄山の標高2318mに位置する蘑菇石
梵浄山の標高2318mに位置する蘑菇石
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2016年

8月

28日

料理を発想するマインドとは?

「地元の食材を使って何か名産品を作りたいんです」といったご相談を受けることがあります。「私が何がしかのレシピを作って提供するよりも、新たなレシピを考えることができるマインドを作るための研修の方が良いのではないですか?」といつもお答えしています。だって、そういう人が地元に増えれば、いくらだって無限にアイディアは湧いてくるはずだから。

レヴィ・ストロースの「料理の三角形」を嫌でも思い起こさせるタイトル。

玉村さんの著書は数冊読んでいましたが、料理の四面体は未読でした。

最終的にどんな料理も四面体で表すことができるという結論に至るまでのアレコレ。証明?するために挙げられた料理の記述が美味しそうなことこのうえないのです。
四面体として考えたことはなかったものの、新たなレシピを考えることを日常としている私にとっては、「そうそう!」と頷くことも多かったのです。

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2016年

7月

31日

「食品廃棄の裏側」を読んで

千葉県で産業廃棄物行政を担当。不法投棄常習地帯といわれた地域で監視チームリーダーを務め不法投棄ゼロを達成した石渡正佳氏の著になる「食品廃棄の裏側」。
新聞や雑誌の記事などからだけでは見えてこない現場の課題が描かれている。

食品リサイクル法は2001年に施行されたが、15年たった今も、多くの食品が捨てられ、そのリサイクルもうまく回っているとは言えない状況にある。

著者は、2つの生産調整が必要であるとする。

1 新しい食品を作りすぎない
2 使われもしない大量のリサイクル肥料や飼料を作らない

そして、食べられるものは捨てずに食べる仕組み、リセール市場の整備が必要であり、そのための法整備を急ぐべきとする。

また、食品リサイクル法でリサイクル方法を6つに限定しているのは問題と指摘し、使い道のないリサイクルではなく、サーマリサイクル、メタンガス化、炭化、サプリメントでの利用ほか、他の方法への転換が必要としている。

食品リサイクル法が施行され、リサイクル率が9割以上になっているが(実は私も、あの法律ができていい方向にいっているんだなあと思っていたクチなのだが)、農水省の計算式は、例えば廃棄物が転売されようが不法投棄されようがリサイクル率の計算に入ってしまうという「リサイクル偽装率計算式」であると著者は言い切る。

まずはこういう状況にあるということを、私たち一人一人が知ることが大事だと思う。私たちは誰もが食べなければ生きていけず、無駄な食料を作るために、また使われもしない肥料や飼料を作るために土地やエネルギーを使っている余裕など、本来ないはずなのだから。
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2016年

7月

27日

「昆布と日本人」を読んで、昆布の収穫を見に行きたくなった

福井県にある昆布の名店、奥井海生堂4代目主人・奥井隆氏が書いた「昆布と日本人」(日経プレミアシリーズ)読了。新書ではあるが、読み応えがあり、図書館で借りて読んだのだが改めて購入し、手元に置くことにした。

昆布の語源はアイヌ語のKONPU。797年に書かれた「続日本紀」に文献に初めて登場する。

北前船によって日本全国に広まった。北前船のルートは別名「昆布ロード」と呼ばれる。軟水で利尻昆布のだしが出やすい上方を通った後に江戸というルートだったため、売れ残りの日高昆布が江戸に広まったのだという。確かに私の親も日高昆布を使っていた。

 

琉球(今の沖縄)を通じての、清国(中国)への密貿易によって大きな利益を得た薩摩藩はそれを倒幕の資金とした、というのも面白い。沖縄で豚と昆布をよく使うのも、中国からの使者を歓待するために彼らが好む豚肉と北海道から北前船に乗って薩摩から入った昆布とがここで出会ったから、という。

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2015年

6月

06日

地政学、戦略学の専門家が書いた「人生の戦略」本

地政学、戦略学の専門家である奥山真司氏の「人生の戦略本」。
ある読書会に参加した時に、他の方がもってきていたこの本、ちょっと興味をひかれて読んでみた。

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2015年

5月

27日

シェア社会で、私たちの生き方はどう変わるのか?

シェアをデザインする」を読む。
2012年都内で行われた連続シンポジウム「シェアの未来」をもとに作られた本だ。

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2015年

5月

26日

「魂の再起動」を読む

実は高城剛氏の本を読むのはこれが初めてだ。

人は、身体と心と魂のバランスをとることが大切だとするとともに、
世界はすべて(人だけではなく、モノも)繋がっているととく。

私がこうした考え方にはじめて触れたのは、確か10年以上前に見た地球交響曲第5番に登場するブダペスト会議創設者のアーヴィン・ラズロ氏の言葉からだったように記憶する。

情報過多の時代。直感取り戻すため、また自分でものごとを考える姿勢を取り戻すため、情報を意識して遮断しようという。

また、今日あったことをきちんと認識し、自分と向き合うことこそが今必要とする。そのための手段として、瞑想(広い意味での瞑想。たとえば編み物なども瞑想状態に近いとする)や日記を書くことをあげている。


また問題だと思うことに対しては、事象はすべてフラットでニュートラルという原則にたち、物事の捉え方によって、同じことがよくも悪くも見えるはずだとする。
(NLPでも同じようなことが言われている)


ここ数年感じたり考えたりしていることと近い。

問題解決のためには自分の視点を変えることというのは、心がけていることの一つ。
とくに斬新なことが書かれているわけではないが、
具体的な瞑想法なども紹介されているのは嬉しい。とりいれてみようと思う。

ただ仕事がら、インターネットを見ないというわけにはいかない。
距離の取り方は意識していかなければならないとは、感じている。

ここを間違うと疲弊していくのをカラダとココロがすでに体感済みだ。

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2015年

5月

26日

自分の深いところから出る言葉を探る エピソードノート

あなたは『言葉』でできている」(ひきたよしあき)を読む。

ビジネスコミュニケーションが劇的にアップする"自己表現”のヒントと副題にあるが、ビジネスの場だけではなく応用できそうだ。

実際、教育関係の仕事をしている友人によれば、著者を講師にまねいてこの手法を小学生にとりいれたところ、とても深い言葉、借り物ではない言葉で作文を綴ってくれたという。

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2015年

5月

24日

映画「うみやまあひだ」から「棟梁」に出会う

4月、映画「うみやまあひだ」を見た。
1300年にわたって続けられてきた20年ごとの式年遷宮。
それを追った写真家・宮澤正明氏によるドキュメンタリー。

初日に見たこともあって、宮沢氏の挨拶も、木曽の木遣り歌も、生で見ることができた。
日本の美意識を感じさせる映画だった。

映画の中で、ある男性の話し方、佇まいに惹き付けられた。
宮大工、小川三夫氏だった。

そんなわけで、小川三夫氏の言葉の聞き書き「棟梁」を手にした。
高校の修学旅行で法隆寺を見て感動し、法隆寺宮大工の西岡常一氏を訪ね、再三にわたって頼み込んで3年の末、内弟子となる。


「技能、技術というのは大切だけども、それにとらわれるとだめだ。(中略)これならできるということしかしないようになる。」

「その時にできる精一杯のことをしておけば、後の時代の工人たちは俺達の仕事を読み取ることができると思う。(中略)だけど肝心な木がないんだ。」

 

「もしも法隆寺の五重塔を新しく建てるとなったら、製品石にして約千八百石の材がいる。これは直径1メートル五十センチの立木にして八十から百本だ。こんな木は今は日本に一本もない。」

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2015年

5月

22日

アウトプットだけではなく、インプットだけでもなく

ここしばらく、私としては忙しすぎた。
カラダは正直で、

月曜日、イベント会場で椅子を移動しようとしたらギクッ。

軽いぎっくり腰。動くと冷や汗がでるほどの痛みだった。

いつもの「整膚」にかけこみ、大事には至らなかったけれど、
腰の痛みを抱えての一週間は、なかなかにしんどいものだった。

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2015年

5月

12日

幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ

パリから戻り、読み始めた「幸福論」。
フランスの哲学者アランがリセの教壇に立つ傍ら、毎日新聞に連載したものをまとめたものという。第一次大戦前後に書かれている。


重複もある。ちょっと読みにくいところもある(翻訳によるのか?元の文章もちょっと読みにくいという話もきいたことはある。古書店で買い求めた白井健三郎訳、1993年)。だがしかし、今日も微笑んで一日を始めようと思える。心にひたひたと沁みる。

行動の人だった

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2015年

4月

21日

「2100年、人口3分の1の日本」を読む

2100年、人口3分の1の日本」鬼頭宏著 メディアファクトリー新書を読む。
著者は歴史人口学者。
日本の人口は2055年に9000万に、2105年には4000万になる、という予測がある。それはいったいどんな日本なのだろうか?

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2015年

4月

20日

「食料自給率」という数字がこれだけ広まったのは日本人に善意の人が多いからかな、と実は感じている

誰のための農業政策なのか 食料自給率という幻」茂木創著 唯学書房を読む。著者は、国際経済の専門家。

「食料自給率をあげないと世界的な食料不足の前に日本は餓死してしまう」より、「経済力がなくなって輸入が途絶えて餓死してしまう」方がこわいとする。

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2015年

4月

17日

「農業問題」本間正義著を読む

農業問題-TPP後、農政はこう変わる」(本間正義著 ちくま新書)を読む。

ちなみに、本間氏は第二次安倍政権で規制改革会議農業改革グループの専門委員を勤めている。「攻めの農業」派。

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2014年

12月

02日

井出留美さん著「一生太らない生き方」

著者の井出留美さんから「一生太らない生き方」という本を頂戴しました。
痩せるために食事の制限をしようと思ったことが、ありがたいことに一度もない私は、このタイトルからは書店で手にとることはしなかったであろう本ではあります。

そもそもなんのためにダイエットするのか。

その必要があるのか。
そのダイエットが成功して得ることができるのは何なのか。

ただただモデルのかっこよさを真似して、実は彼女たちがしているのは、単純に食べる量を減らしたり、何か一つの食材をあたかも万能痩せる食材として食べたりなどでは決してないことに思いいたらないままに、メディアに登場する多くは根拠のないダイエット方法に振り回される愚をとき、正しい知識をもつことの重要性やダイエットすることのそもそもの意味を考える必要性を、平易なことばで記しています。

 

「あなたの貴重な人生(時間)を、痩せるためだけに使っていいのですか?」

この問いに、はっと気づく人が増えることを願います。

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2014年

10月

30日

「日本の地下水が危ない」地下水を巡る課題を、私たちは知る必要がある

「外国資本による日本の土地買い上げがすすんでいる。実は日本の水資源を狙ったものではないか」

そんなニュースを耳にしてきた。


日本の地下水が危ない
この本を読むと、実はそれは問題の一つに過ぎないことがわかる。

多くの人がこうした問題の所在を認識することがまずは必要だと感じた。

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2014年

10月

17日

「日本漁業の真実」日本の漁業の現状を俯瞰できる本

漁獲量はピーク時の半分以下。40年で漁業就業者は1/3に。

日本の漁業に何が起きているのかをデータや歴史をもとに描く濱田武士氏の文章は読みやすく整理されている。

漁業者も漁船も減り、高齢化が進む。生産量が減る。


その背後で、人口減少だけでなく、1人あたりの食品消費量も低迷(少子高齢化が進み、1人あたりの食品摂取量が減った)、さらには料理したり食べたりに手間がかかる魚食ばなれも進む。

となれば、たとえ景気が回復したとしても、漁業の縮小傾向は免れないとする。


漁場の再生、漁業管理体制の維持、コストアップの要因になっている制度の緩和、後継者対策、漁業検疫の再調整、魚食普及、卸売市場の再生 etc.と著者は最後にあげてはいるのだが、具体的な方策まではこの本では踏み込まれてはいない。


漁業の現状を知るにはとても役に立つ本だと思うが、さてではどうする?については、著者のみならず日本の誰にも自信をもってこれ!と言える解決策が見えないのが現状ということなのか。

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2014年

10月

16日

お寺ごはんと乾物、暗闇ごはんと食の探偵団、、、、

お寺という舞台、お坊さんという職業。

今の時代にアピールするさまざまな企画、イベントを考えだして形にし、注目を浴びている青江覚峰氏が住職をつとめる緑泉寺(最寄り駅:田原町)に久しぶりに伺いました。


青江さんとの出会いは2009年。

あえて栄養学にふれずに五感を重視した食育プログラム「食の探偵団」を主宰していることから、青江さんがお寺で開催している「暗闇ごはん」に興味を持ち、イベントに参加したのでした。

2011年にだされたこの本には、精進料理をベースとして一般家庭でも作りやすいレシピが紹介されている
2011年にだされたこの本には、精進料理をベースとして一般家庭でも作りやすいレシピが紹介されている

暗闇ごはんについては、当時連載していた主に男性むけの食育関連のサイト(日経BP社)に今もそのレポートが残っているので詳細はそちらをご参照いただければと思います。


目隠しをしたまま食事をとるという体験はとても興味深いものでした。そして青江さんの料理人としての腕とセンスへの信頼も、その時にしっかり記憶に刻まれたのです。

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2014年

10月

09日

「進化する日本の食」読了。進化?

「進化する日本の食〜農・漁業から食卓まで」共同通信社読了。

2009年出版なので、データは若干古いが、食材について、食卓のありようについて、食の新しい潮流についてなど、共同通信社の記者51名による取材記事に加筆したもの。

さらっと読めるが、今に繋がるさまざまな食の課題もまた提示されていて興味深い。

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2014年

9月

17日

沢木耕太郎「凍」の衝撃

久しぶりに一気読み。

世界有数の登山家夫婦、山野井泰史と妻妙子の、2002年のギャチュンカン登攀を中心に描いたドキュメンタリー「」。

沢木耕太郎の書くものの多くが好きだが、この本の読後の衝撃はすさまじい。
人間の情熱とはどれほどの力を持つものなのか。

わずかな可能性でも見いだして生き抜こうとする努力、死をも受け入れる精神力、人と違うこと(多くの指を失うことも含め)をまったく恐れない生き方。そして不死鳥のように甦る生き様。

背筋が伸びる。

ところで、登山に際してはとにかく「軽い!」が重要。

彼らが持っていった食材のリストがあった。

乾燥五目飯 200g×2
乾燥焼きそば 200g×2
ビスケット 100g

乾燥汁粉 60g

乾燥わかめスープ 2

乾燥味噌汁 2

コーヒーと粉末ミルクと砂糖
ココア

アウトドアには、やはり乾物が活躍。
ここまで先鋭的な登山家は食べるものなど気にする余地もないのだろうけれど、グルメ登山家のための乾物キット開発したいものですw。

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2014年

4月

21日

「アノスミア」嗅覚を失う、ということ

久しぶりにとても面白い本に出会った。

 

「アノスミア」 嗅覚を失うこと。

名門ブラウン大学を卒業し、でもやはりシェフを目指そうと世界最高の料理学校の一つCIA(The Culinary Institute Of America)ヘの入学許可をとった後、実務経験が必要だからと有名なレストランに頼み込んで下働きに入ったモリー。

一流シェフを夢みて働いていたある日、交通事故で嗅覚を亡くしてしまう。

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2013年

9月

25日

永田広美さんの「『風水』幸運生活」を読んだらいきなり運気アップ!?

永田広美さんと知り合ったのは昨秋。

ゴージャスな美女かつ、頭の回転の速さmax、発想の広がりと機転に、以来いつも刺激をいただいています。5歳のお孫さんがいるとはとても思えない!

そんな彼女は、日本のみならず、NY、ハワイでも活躍。先日、私の料理教室に参加してくれた日も「ごめん、これからインドネシアに行くから」とその足で成田へ。footworkも軽い、ミニスカ&ヒールが似合う大好きな友人です。

「風水」はシステム!

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2013年

9月

22日

暗澹たる気持ちになる「(株)貧困大国アメリカ」

ルポ貧困大国アメリカ」「同II」に続く、堤未果さんのシリーズ完結編なのだそうだ。

前2冊は未読なので、この一冊だけの感想となるが、「暗澹たる思い」というのが一番ぴったりくる。

食の仕事をしているので、アメリカの食を牛耳る企業の話、種が独占される話にとくに新しいものはなかったが、教育について、地方自治については、これが事実なら驚くをこえてあきれるしかない。

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2013年

9月

15日

久松逹央氏「キレイゴトぬきの農業論」を読んで

世田谷ものづくり学校に拠点をおくスクーリングパッドの農業ビジネスデザイン学部。私はこの4期。

そんなご縁で声をかけていただき、久松逹央氏の出版記念会に。

「日本で一番、農薬にやさしい有機農家」

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2013年

3月

16日

知りたい!実現したい!人間ってステキと思わせる本でした

今さら、ですが、「フェルマーの最終定理」。

「数学はシンプルでエレガント」

ある種の美の極地を目指し、真理を探求する人間の崇高な魂に震えるような感動を憶えました。

「フェルマーの最終定理」は、数学最大の難問とされてきました。この証明に挑む数学者たちの挑戦の記録。そもそも証明できるのかもわからないこの難問に、10歳で出会い、自分こそが証明してみせるとその夢に挑戦し、実現したアンドリュー・ワイルズを軸にしながら、彼のこの達成を可能にした、3世紀に渡る先人たちのさまざまな挑戦が描かれています。

ワイルズの、夢への挑戦はもちろんですが、とくに重要な役割を果たした先人、志村五郎と谷山豊の日本人や、フランス革命のさなかに差別の中、当初は男性を名乗って研究を重ね、大きな一歩を残した女性数学者ソフィー・ジェルマンの人生など、ほとんど涙モノ。


そしてさらに遡って、このベースとなるピュタゴラスの実績から書き起こされており、数学という世界での人間たちの知的挑戦の歴史に心が震えました。

350年の間、数えきれないほどの人たちが挑戦した(中には自殺してしまった人もいる!)ことによって積み上げられた数論の現代的概念のほとんどすべてを駆使してなされたその証明は200ページにもわたり、その審査をするために6人の最高の数学者たちが査読したといいます。

この物語は、涙なしには読めませぬ!




追記:エピソード的に触れられているのだが、ある種のセミのライフサイクルが素数であることの意味についての考察は、自然ってすごい、と、衝撃でありました。

 

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2012年

12月

08日

中身濃くわかりやすい「水危機 ほんとうの話」

沖大幹 「水危機 ほんとうの話」読了。


「世界の四大文明はいずれも大河のほとりで勃興した、とされる。〜(中略)〜奇妙なことに気づいた。『四大文明』はいずれも現在の乾燥地帯に勃興した、という点である。」

しょっぱなのコレで一気にひきこまれた。

水文学(すいもんがく)という言葉は、はじめてきいた。

水と地球環境、水と人間社会の関係を非常にわかりやすく、
とても広範に書かれていることには、ひたすら感服。

章末ごとに書かれた「まとめ」を読んでから本文を読むとさらにわかりやすい。

さまざまなデータをあげる際に、
そのデータを多面的に分析した上で慎重に結論を出しているのも、
学者にとっては当たり前なのかもしれないけれど、
そこをきちんと説明してくれる緻密さが読者としては心地よい。

著者本人が「新書3冊分の内容を凝縮」と書いているのは謙遜?
なくらい内容が濃い。

とりあえず一読したけれど
すべてが一気に頭に入るというわけにはいかず、
しっかり再読して整理して頭に入れておきたい本。
強力におすすめ!

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2012年

12月

08日

[日本農業への正しい絶望法」の問題提起は読む価値あり

少し前から気になっていた神門善久著「日本農業への正しい絶望法」読了。

大意は、、、
1)政府も農地の利用の現状を把握していない現状では農地利用が無秩序化し、まともな農業ができない
2)消費者が舌で農産物のよしあしを判定する習慣を失った
3)放射能の影響
この3つによって農業者の耕作技能が大きく低下。

そして、日本の農業の最大の問題は、この耕作技能の低下、喪失であるとする。

生産の増大を目指すのではなく、耕作技能の養成を目指し、日本を耕作技能の発信基地にすべきである。

これだけを見ると頷く人も多いかと思うけれど、全文を読むと日本農業についての「一般的」論調とはかなり趣きを異にする意見が並ぶ。

上記の問題に対して具体的にどうするかという「対策」については、「それで、その予算は?」「その意欲を創出するには?」「ビジネスモデルは?」と質問してみたくなるところは多々なのだけれど、さまざまな問題提起については一読の価値はあると思う。

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2012年

10月

16日

「小沢征爾さんと、音楽について話をする」読了

「同じ時代を生きている、まだ世間的評価が定まらないアーティストだからこそ、この人の作品好き!っていう楽しみがあると思うのよね」と言ったら、

「こういう人たちこそ本当のアーティストだと思うんだよね」と友人が返した。

実はちょっとむっとした。

二人とも世界的にすでに評判が確立したアーティストだもの。

この二人がすごいっていうのは誰だって「安心して」言える。

 

小澤征爾の音楽は、とくに彼のブラームスとマーラーが好きで聴いてきた。

 

村上春樹は、学生の頃に初めて読んだのが「1973年のピンボール」。


当時はまったく受け付けなかった。

なんだけれど、30代になって韓国の友人から「村上春樹が世界で最も好きな作家」と言われた。

彼は「日本語でそのまま村上春樹の小説が読めるなんて羨ましい」とまで言った。
それがきっかけで「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読んで、「こんな作家だったんだ」と驚いた。

それから彼の著作はおおかた読んでいる。

 

であるにも関わらず、上記のような友人との会話から手にとるのが遅れた本。

まあ、ひとえに、私の天の邪鬼的性格による。

 

さらには、この本の欠点をみつけてみたいというチョイと意地悪な魂胆あり、で読み始めたにも関わらず、途中から夢中になって読んでしまった。

 

村上春樹がいかに音楽を深く聴いているかに改めて脱帽(ジャズへの傾倒は知っていたけれど、クラシックもここまで!)。

指揮という仕事の中身が、正直な〜んにもわかっていなかったなと思う、この本を読んで。

気に入った曲のスコアを読んでみたことはあったけれど、「スコアを読み込む」ということがどういうことなのか、小澤さんの言葉を読んでイメージできた(ような気がする)。
常任指揮者としてオーケストラを、明確な方向性をもって育てる意識がまた面白い。 

 

途中で挿入される、村上春樹の小説を書くに際しての姿勢への言及も興味深い。

 

村上春樹の「ポートレイト・イン・ジャズ」を読んだ時もそうだったのだけれど、音楽が無性に聴きたくなる本。

というわけで、今宵は小沢征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ ブラームス交響曲第一番(録音1989年)を大音量で聴くことにする(SONYが通販用に出していた限定版?)。

ブラームスは学生の頃から変わらず好きだ。
当時サガンに傾倒していて、「ブラームスはお好き?」を読んだから、というわけではないのだけれどw

 

初めて聴いたのは、フルトベングラー指揮のブラームス4番だったっけ。

あの出だしもよかった、、、。

 

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2012年

10月

15日

「千利休 無言の前衛」読了

千利休を語る本のように見えて、実は、それを素材に「前衛」が形式化してしまった現代への危機感を書いている本と読んだ。

 

「本来の詫茶は、形式美ではなく、それを崩すことにある。」

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2012年

10月

11日

「日本を捨てた男たち フィリピンに生きる『困窮邦人』」読了

「死んだらそのむこうの世界が今よりもよいはずだと、どうしていとも簡単に信じられるのだろうか。」

 

この本を読んで、もう何年も前に読んだ、自殺者が増えていることに対するこの言葉がふと蘇ってきた。誰が書いたものかも、もう憶えていないけれど。

所持金0、頼れる親類なし。フィリピン人の好意で命をつなぐ人々

この本で取材を受ける「困窮邦人」たちは、日本の社会の中で居場所をなくし、フィリピン女性を追って海を渡った。「フィリピンに行ったらどうにかなる。」「フィリピンでは自由が手に入る。」そんな夢をいとも簡単に信じ込み、さしたる調査もせずに海を渡る。

夢の果てには、帰国費用すら使い果たしてしまい、不法滞在のため病気になっても医者に見てもらうことすらできず、多くは日本に住む家族たちにも見捨てられ、にっちもさっちもいかない生活の中、フィリピン人の「困っている人をほうっておけない」という最低限の好意で命をつないでいる彼らがいる。

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2012年

10月

09日

「『地球のからくり』に挑む」読了

こんなにわかりやすく面白い授業を受けていたら、文系の私も物理や化学にもっと興味がもてたかもしれない。


地球に生きる動物のエネルギーの根源を遡れば、すべてが、光合成によって太陽エネルギーを化学エネルギーに変える陸上の植物や植物プランクトンといった「植物」に到達する。であれば、太陽エネルギーの総量が決まっている限り、 地球上に暮らすことができる生き物の数の上限は自ずと決まる。そんなことを考えたこともなかった私は、ここを読んだところでまずはグッと入り込んでしまう。

大気中に最も多く含まれる成分である窒素ガスを肥料に転換する「ハーバー・ボッシュ法」に始まり、石炭、石油、そして原子力と、効率よくエネルギーを生み出すために人類が努力してきた歴史が記される。

 

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2012年

9月

24日

「大麻ヒステリー 思考停止になる日本人」読了。

「大麻ヒステリー 思考停止になる日本人」読了。

日本人と大麻との関係は2000年前から続く、「文化」である。

衣服としての麻だったり、 七味唐辛子に入っている麻の実だったり、畳の表地の縦糸や、神社の注連縄、鈴縄、蚊帳など、さまざまに利用してきた。

 

「大麻取締法」は、戦後、GHQによって日本にもたらされた。

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2012年

9月

23日

「藤森照信の茶室学」ドキドキするほど面白い!

広さ2畳、床の壁から天井まで土壁を塗り回した、他に例がない利休の茶室「待庵」。
何を思い、どんな経緯で、どんな方法で作られたかの自説を披瀝する第三章「利休の茶室」はドキドキしながら読んだ。

 

 

大乗仏教と小乗仏教の差を語った後で、利休の茶を小乗の茶ととらえる。待庵は弁証でも対極でもない「反転」であり、普通の壷中天ではなく、反転によって外側のすべてが中に封じ込められた壷と考えた利休の思いを体現したものではないかとする。


そしてそれは時の権力者、秀吉が躙り口を通って待庵に入ることによってこそ完成する。

戦前茶室に取り組んだ堀口捨己から、茶室に近づかなかった丹下健三ら戦後世代。ポストモダンの磯崎新、黒川紀章、さらには安藤忠雄、隈研吾が取り組む茶室への言及なども興味深い。磯崎新との対談も面白かった。

お茶についても建築についてもほとんど知識なしの私でも、ドキドキするくらい楽しめた一冊。

 

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2012年

9月

07日

この本の体操の効果にびっくりしました。

正しく体操をすれば10秒間で身体が劇的に変わる、、、とあります。

で、実はびっくり。
夕べ寝る前および今朝起きてすぐに5分くらいほど体操を行ったところ、今朝はカラダがとても軽い。
自然と背筋がスッと伸び、自分の姿勢があきらかに前日と変わったことに気づきました。この本、よいかも。

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2012年

9月

02日

「神饌ー神様の食事から“食の原点”を見つめる』を読む

「家庭画報」に連載されたものをまとめたというこの本、外部の目にふれることはまずなかった、全国18の神社の「神饌」(神へのお供えの食)を紹介している。

神道に馴染みがない私には初めて見る用語も多く、読み終わっても内容が頭にすっと入ったとは言いがたい。それだけ中身が濃い本でもある。

写真を見るだけでも、時間と手間と細心の注意を払い、技に裏打ちされたこんな食事が全国の神社で粛々と作られ続けているのだと驚く。

神饌は、たとえば伊勢神宮では1500年にわたって朝に夕に作られ続けてきた。作り手たちは、前の晩から身を清め、水面に姿が映らぬよう長柄杓で毎朝湧き水を汲み、食材すべてを自給自足で賄うという。

神様の食事として作られた糒(干し飯)や、普段は口にしない山芋の一種「野老」を備えることが飢饉のための蓄えにもなったといった記述もあり、また、「去年まであった簡単なものが、入手できない時代になってしまいました」という上賀茂神社の神饌を担当する藤木保誠さんの言葉もある。食のあり方、それをとりまく環境など、考えさせられる。

神饌の歴史、伝統を知らずに暮らしてきたのは、私ばかりではないと思う。是非、手にとってみてほしい本。
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2012年

8月

23日

「ウナギ大回遊の謎」塚本勝巳著 読了

ウナギ大回遊の謎」塚本勝巳著 読了。

著者が、1973年に初めてウナギ産卵場調査船に乗り込んでから、2009年にとうとうニホンウナギの卵を捕獲し、その産卵地域を特定するまでの記録。


ウナギには「耳輪」があり、これが年輪ならぬ「日輪」を刻むのだという。大海原を経緯一度おきに測点をおき、捕獲したウナギの幼生の耳輪を数え、結果から仮定し、を繰り返して、ウナギの産卵地を特定していくのだが、卵の大きさは1.6ミリ、一日半でふ化してしまうという!

図や写真も多く、文章も読みやすい。謎に包まれていたウナギの生態を追求する海洋生命科学の最先端を夢中になって読めてしまうのは、著者の情熱が文章にも現れているからか。

ウナギ資源の激減は大問題(今年、ウナギ口にしてないです、、)。こうした研究がウナギ資源回復に活かされてほしいと願います。
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2012年

8月

22日

「江戸の数学教科書」日本人には卓越した数学センスがあるはず

江戸の数学教科書」桜井進著、読了。

鎖国日本下の日本には「和算」という、独自の、当時世界最先端の数学があった。寺子屋がない場所にも数学塾があり、全国を歩いて数学を教える者もいた。

難しい問題がとけると神や仏に感謝し、それを「算額」として神社や寺に絵馬として奉納し、また難しい問題を絵馬に書いて奉納すると、誰かがそれに回答するといった習慣まであった。
著者は、日本人は本来数学的センスを持っており、現代の西洋からはいった数学の「書式」が苦手なだけなのだから、それを日本人に馴染みやすいものに変えることができれば、明治維新以降すたれてしまった日本人の数学熱の復活も可能なのではないかとする。

数学に苦手意識はありながら、でも、大学受験の時に「大学への数学」の問題が解けると純粋に嬉しかったのを思い出した。

天地明察」に出てくる天才数学家 関孝和にも当然ふれられており、親近感。「天地明察」についての感想はこちら

日本の数学教育の今後への示唆として興味深い。
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2012年

8月

15日

「永遠の零」に号泣。戦争のない世界であってほしいと改めて思う

祖母が亡くなり、祖母には、祖父の前に結婚していた男性がおり、その男性こそが自分の本当の祖父であると知った主人公26歳。

 

祖父を知っていた人たちをたずね歩くうちに浮かび上がってくる、零戦に乗り、26歳で逝った祖父の生き様。彼のことを話す人々の人生。軍指導部の、人を人とも思わない作戦の中で命を落としていく男たちとその家族の哀しみ。

実は、読み終わってからも、思い出すたびに涙があふれてしまう。

二度と戦争などしてはいけないと、この本を読んで改めて強く思う。

また、どんな厳しい条件の中でも、周りの声がどうであろうと自分の思いを貫いて生きる主人公の生き様に感動。

 

軍部批判の他にマスコミ批判も登場人物の口をかりてある。

おおいに賛同。
マスコミによって輿論が作られてしまう怖さ。

原発についての日経の論調や、原発反対のデモをしばらくはマスコミ各社がまったく抹殺していたことからも、また、今旅で滞在中の中国でfacebookもtwtitterも一部のco.jpのサイトも見ることができないという状況からも、考えさせられることが多いにある。

 

この本は日本人のみならず、対戦国だったアメリカの人たちにも読んでほしいと思った。いえ、すべての国の人に。

二度と戦争で、父や夫や子どもを亡くさずにすむ世界になるように。

 

今日は終戦記念日だったのですね。

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2012年

8月

13日

「天地明察」一気読み

9月に映画が公開されるという「天地明察」。

 

 

 

食育関係で調べものをしている時に、「江戸時代には昼と夜の長さが違った」という話にでくわし興味をひかれ、そこからたまたま「天地明察」にいきあたった。
面白そう、というわけで購入。

 

1ページ目を読んだ時に、「これはいけるな」と直感。

 

一気に二巻読了。爽やかな読後感。とっても素直に共感。

著者のストーリーテラーとしての才は抜群。

 

若い頃の記述に比べて、後半はすっとばし気味の書き方ではあるけれど、前半で主人公の若い頃の心の動きを読んでいるので、最後まで応援しながら面白く読み進む。

 

で、これまた、食育について調べものをしている時に、和算にいきあたって興味を持ち、図書館に和算の本を予約しているところに、関孝和まで登場!

この本の中で関孝和のイメージが膨らんだことで和算の本も一層楽しく読めそうな予感!

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2012年

6月

26日

「警鐘」系の本を読んだら、そのあとに

食関連の「警鐘」系の本はあまたでていて、正直食傷気味のところもあるのが本音。
重要ではない、というのではなく、取材内容に新しいことはあっても(だから知識として増えることはあっても)、主張の方向性はだいたい同じで見えてしまう。

そして、だいたいにおいて共通しているのが、それを自分の普段の暮らしの中にどう落とし込むのか、といったところは、尻すぼみ。実はそこをどう動かすのかが鍵なのだと思うのだけれど。

とはいえ、ジャーナリストとして「警鐘」はならしたよ、知識は与えたよ、あとは自分で考えて、はある意味正しい。

 
読む側がどこまでそれを「自分ゴト」として考えるか、行動につなげるのか(たとえそれがほんの小さなコトだとしても)ということなのですよね。

 
毎日毎日食卓を調えるって、それなりに時間も労力もいること。もちろんお金も。目先のことだけを考えてしまうのもわからなくはないけれど、「食べ続けていく」ために何が必要なのか、ちょっと先をみつつ、ちょっと周りを見つつ、台所に立つことをしていきたいと思います。

台所から外の世界を眺めるという視点を、大事にしたいと思います。
食べる、は、生きる、の基本だから。

図書館で予約入れてみました→「食の終焉
より大きく、グローバルな視点で、この問題を考えたのが、これまでの書物とは異なる本書の特徴、とのこと。 

 

 

 

 

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