「実況 料理生物学」を読んで

大阪大学で人気だったという(著者・小倉明彦氏はすでに退官)「料理生物学入門」の講義の様子を本にしたという「実況 料理生物学」を読んだ。

焼き豚の前と後ろは?
牛乳が白いのはなぜ?
なぜ犬は生野菜を食べなくてもいいのか?
なぜパンダは肉を食べないのか?

え?なになに?と思わず前のめり、そしてその答えを知った時には人に話してみたくなるような話題満載。
料理を作り、食べながらの教授と学生の対話の形で書かれているので、す〜っと読める。

そう、食を通じてどれだけたくさんのことが学べるか。

そして、驚きや発見と共に学ぶとき、それがどれだけ身につくか。

こんな講義がいろいろなところで、さまざまな学問分野で展開されたら!と思う。

決定!
私の妄想の中の「食育大学校」の講師のリストに小倉先生を加えることにしました(笑)。

 

今年になって文庫版も出たようだ。