「警鐘」系の本を読んだら、そのあとに

食関連の「警鐘」系の本はあまたでていて、正直食傷気味のところもあるのが本音。
重要ではない、というのではなく、取材内容に新しいことはあっても(だから知識として増えることはあっても)、主張の方向性はだいたい同じで見えてしまう。

そして、だいたいにおいて共通しているのが、それを自分の普段の暮らしの中にどう落とし込むのか、といったところは、尻すぼみ。実はそこをどう動かすのかが鍵なのだと思うのだけれど。

とはいえ、ジャーナリストとして「警鐘」はならしたよ、知識は与えたよ、あとは自分で考えて、はある意味正しい。

 
読む側がどこまでそれを「自分ゴト」として考えるか、行動につなげるのか(たとえそれがほんの小さなコトだとしても)ということなのですよね。

 
毎日毎日食卓を調えるって、それなりに時間も労力もいること。もちろんお金も。目先のことだけを考えてしまうのもわからなくはないけれど、「食べ続けていく」ために何が必要なのか、ちょっと先をみつつ、ちょっと周りを見つつ、台所に立つことをしていきたいと思います。

台所から外の世界を眺めるという視点を、大事にしたいと思います。
食べる、は、生きる、の基本だから。

図書館で予約入れてみました→「食の終焉
より大きく、グローバルな視点で、この問題を考えたのが、これまでの書物とは異なる本書の特徴、とのこと。