1ヶ月まえにアップして2日で満席になってしまったこのイベント。
ワインエキスパート碓井久惠さんの人気、恐るべし!
というわけで、13名のご参加をいただきました。
一気にあたたかくなったこの日、シャルドネ祭りにぴったり!
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事前に久惠さんがワインを言葉で表現。これを、私に送ってくれます。
それをもとに、料理をイメージして創り、マリアージュを試みます。
飲んだことがないワインを想像しつつの、この作業が、とにかく楽しいのです。
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クレマン ド ブルゴーニュ〜塩豆腐を塩レモンとくるみオイルで
「完熟したぶどうの程よい甘味、キレのある酸。白桃、レモン、ナッツのアロマ華やか。ナッティーでミネラル感ある味わい。」
に対する答え:豆腐を塩で〆て一晩水切り。一ヶ月以上熟成した八丈フルーツレモンの塩漬けをトッピング。くるみオイルをタラ〜リ。
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ブルゴーニュ シャルドネ〜発芽豆のソテー、ガラムマサラ風味と、干人参&レーズンのオレンジ&シナモン風味のヨーグルト戻し
「ブルゴーニュ
シャルドネ---熟したリンゴ、柑橘系のアロマ、ミネラルやスパイシーな風味。黄桃、洋梨、柑橘系の果実味。クリスピーな酸味としっかりしたミネラルがささえる強く長い余韻。」
これに対する答え
実は、これについては、発芽豆を皆さんに食べてみてほしいな〜というところから、どこに入れようか的に考えたので、最も「マリアージュ」とは遠い発想。ごめんなさい。
もうずいぶん前から発芽豆の面白さを伝え続けているのだけれど。というわけで、発芽豆を「スパイシー」にひっかけてガラムマサラ風味で炒めてみました。発芽に4日かかったけれど炒めるのは5分。戻したり茹でたり、は不要。煮豆とはまったく違う新鮮な食感に驚いていただけるかな?発芽パワーもとりこむこの食べ方は、インドや中国では普通にみられるのです。
これとともに、干し人参とレーズン、オレンジピール(柑橘)をヨーグルトで一晩かけて戻したものに、カイエンペッパーほんの少しとシナモンをかけた(スパイシー)だけのサラダも。ヨーグルトで戻すと、乾物がホエーを吸って、水切りヨーグルトが乾物にまとわりつくような仕上りになるのです。
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クメウリヴァー シャルドネ〜鱈と桜えびのフィッシュケーキ、マンゴーサルサ添え
「クメウリヴァー
シャルドネ---新世界NZで造られるシャルドネゆえ、熟したピーチ、トロピカルな果実に やや鉱物的なニュアンス。ヘーゼルナッツの香り。魚、甲殻類が好相性。」
これに対する答え
ワイン蒸しした鱈と乾燥桜えびを、蒸したジャガイモのマッシュとあえる。エルブドプロヴァンスで香りづけ。これにフライ衣をつける。パン粉はバゲットのすりおろし。
オリーブオイルを刷毛で塗ってオーブンで焼く。揚げるのと変わらないクリスピーな食感をだすためにオーブンで。
トロピカル、、ということでマンゴー入りのサルサをソースにして。
後で考えたら、塗るオイルをヘーゼルナッツオイルにしたらもっとおもしろかったかな?と。
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オー ボン クリマ
シャルドネ〜鷄肉のアプリコットマスタード煮
オーボンクリマ
シャルドネ---新世界カリフォルニアで造られるシャルドネ、白桃、アプリコットの香り。とろりとしたトロピカル果実のニュアンス。
に対する答え:鷄肉をソテーした新玉葱とともに白ワインとアプリコットジャムで煮る。でもそれだけだとまだ甘すぎると思い、粒マスタードを加える。一気に汗ばむ陽気になったので爽やか感をだしたくて八丈フルーツレモンを絞り、さらに食感もプラスする意味で、ポワブルロゼ(ピンクペッパー)を加える。
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シュペート ブルグンダー〜ポークソテー、花椒風味ベリーソース
お題は「シュペートブルグンダー(PN)---赤い果実(ラズベリー、クランベリー、野いちご)のニュアンス。果実の凝縮感と厚み。エレガントな酸と芳醇な香り。」
それに対する答え
豚肩ロースを、塩、胡椒、米粉をうすくはたいてオリーブオイルでソテー。
別鍋でブルーベリーと乾燥ベリーミックス(5種)に花椒でアクセント、DITA(ライチリキュール)とバルサミコ酢を加え作ったソースをかける。
花椒を入れようかと思ったのは料理している途中でした。
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オー メドック ジスクール〜牛肉のオレンジ煮コリアンダー&カルダモン風味
お題は「カシス、ドライフルーツの熟したアロマ、オレンジの爽やかさ、スパイシーなニュアンス。なめらかなタンニン」
に対する答え
オレンジから連想するスパイスは、コリアンダーシードとカルダモン。野菜は人参。というわけで、牛肉と人参をコリアンダーとカルダモンを加えて煮込み、トッピングにはコーヒー豆をひいたものを。
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フランシスカン〜カルーア風味ドライフルーツ&小豆入りチョコレートケーキ
お題は、ナパのCS。カシス、熟したダークチェリー、モカ、タバコ、甘いヴァニラのニュアンス。チェリーやココアのアロマ、柔らかなトーストの風味。オーパス
ワンの畑の道一本隔てた畑のぶどうで造られるR.パーカー絶賛のワイン。
に対する答え
ふつうはここでメイン料理をはるところ、あまりにもぴったりのスイーツを考えついてしまった。ふだんはラムあるいはブランデーで香りづけするところを、カルーアミルクで(コーヒーリキュール)。チョコ、ココア、そして赤いドライフルーツミックスを入れて焼き上げた米粉のチョコレートケーキ。小豆も入っています。
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〆シャンは、クレマン ド ジュラ〜コンテと王林のケークサレ
クレマン
ド ジュラ---柑橘系、青リンゴ、ブリオッシュのようなイースト香。熟成したコンテが合う。
に対する答え
コンテと王林を使ったケークサレ。ベーコンを炒めたものも加えて旨味をオン。王林はバターソテーしてラムをふっておく。これを米粉のケークサレの具にして焼き上げる。
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ピタッと決まった時は思わずガッツポーズ。今回はとくにあえて赤ワインにあわせたチョコと小豆のケーキは、自分でもおおっ!と唸るほどの完璧なマリアージュになったと思います(自画自賛で失礼)。
他の分野の人とのこうしたコラボ、ほんとうにスリリングで楽しい!
そんな楽しさを、食べ、飲み、共感してくれる参加者の皆様に、心から感謝!です。
料理教室は再現できること、がやはり一番なので作るものに制限がありますが、こうしたイベントは、その日、その時のインプロビゼーションも多々。この揺れ感、思っていたものを形にしていく快感が、自分としてはたまらなく好きです。
久惠さんの家飲みの手頃な価格でのセレクション、解説がとにかく素晴らしいのです。
感謝!
vol.5も開催予定。
皆様のご参加、お待ちしています!
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