「限界です!」byもやし生産者協会。適正価格とは?

もやしの原料となる緑豆の価格が、品薄と円安のために10年前の3倍となったという。が、小売価格は14%下落。

2009年に200社あった生産会社は、この5年で150社にまで減った。


もう限界と、工業組合もやし生産者協会が、「もやし生産者の窮状にご理解を」とする文章を発表した。

家で作ってみたもやし
家で作ってみたもやし

もやしは、他の食材に比べて生産過程が工場化している。

生産効率を追求しやすいために業界あげて必死で効率をあげ、価格を低くすることに努めてきた。それは、コストに占める原料費の割合が他の食材に比べて高くなることを意味する。

一般的なもやしの原料は、緑豆と水のみ。肥料も不要だ。

食べる量と捨てる量を減らすことができれば

今、あっちでもこっちでも食料の価格があがり、「この先、暮らしはどうなるんだろう?」と不安を感じてしまう。一方で、もやし生産者の「適正な値上げを!」という声は切実だし理解もできる。

私たち日本に住む人の多くは食べ過ぎている。捨てすぎている。
無駄無く食べること、食べる量を減らすことで、今のもやし業界のように極限まで値下げに挑むことで最終的に自分の首をしめるような状態に陥る生産者を減らす方向に一人一人の意識を積み上げてシフトしていくしかないのではないかと思う。

 

生産者が作ることによって暮らしていけるしくみ、生産を続けていくことができるだけのお金が生産者にわたるしくみを作っていかなければ、いずれ私たちの食べものを作る人はいなくなってしまうかもしれない。

たった5年で1/4の生産者が廃業する。
それはやはり異常な状態だと思う。

少し前、