家の中でもどこでどう食べるか、アイディア勝負!

朝5時前に起きて弁当づくりという生活が続いていた頃、すでに子どもたちが家をでたある先輩ママ曰く、


「お一人様って気楽よ〜。子どもたちがいる間は存分にご飯作ったからね。やり残した感ないから、1人で好きなもの作って好きなもの食べるって最高!って思える」

一般的には「子どもたちが巣立ってしまって1人でご飯を食べることも多くなってつまらない」という感想ばかりきいていたので、彼女の言葉は新鮮だった。

北京みやげの工芸茶ジャスミンの香りでリラックス。好きな本を読みながらユルユルがたまらない
北京みやげの工芸茶ジャスミンの香りでリラックス。好きな本を読みながらユルユルがたまらない

女50代にもなると、ずっとシングルという人もいるし、子どもが家を離れ夫が単身赴任中or夫が仕事で日常的に遅い人もいれば、シングル・アゲイン、という人もいるだろう。
毎日のように友だちを呼んだり外食したりすることもできる人は別だが、普通は1人で家で食事をとることが必然的に多くなる。


そんな時に「寂しい、つまらない」と思って日々暮らすのか、1人の食卓を思いっきりエンジョイしちゃおうと思って暮らすのかには、毎日のことだからこそ大きな違いがあるように思う。

フルーツとヨーグルトだけという朝食も、子どもの弁当づくりから解放されたから可能
フルーツとヨーグルトだけという朝食も、子どもの弁当づくりから解放されたから可能

1人の食卓だからこそ、コスプレならぬシチュプレ?を楽しんじゃおう

いろいろなところで話しているのだが、20代の頃に「1人で食べる時の姿が美しい人」というコピー(?)を目にしてから、1人で食べる時こそきちんとしようと固く決意した。

お気に入りの器に料理を盛りつけ、家の中とはいえ、どこで食べるのかも考える。考え始めると、どれだけアイディアが出せるかと自分とのゲームのようで、これがなかなか面白いのだ。

ダイニングテーブルで食べなくてはいけないなんていうルールはない。

庭やベランダにミニテーブルを出すのもよいし、朝シャワーの後に着心地のいいバスローブのままBreakfast in bedというのもいい。

最近、家の西側の竹やぶが少し切り開かれ夕陽が見えるようになったので、2階の部屋にミニテーブルを移動して夕陽を見ながらの食事というシチュエーションも楽しめるようになった。

 

「シチュプレ」を楽しむのである(シチュエーションプレイ?)。

料理をするのも盛りつけるのもセッティングするのも、そして片付けをするのも「私」ではあるけれど、「私」を最高にトリートしてあげることができるのも「私」。食べている間はお姫様なのだ、執事と1人二役だとしても(笑)。

休みの日は昼から泡も楽しい
休みの日は昼から泡も楽しい

もちろん1人でなくてはこれができないということではない。
夫と、子どもたちと、友人と、仲間と。

「シチュプレ」、楽しんじゃうが勝ち!なのである。

ワインとシャルキュトリ、チーズ、チョコレートで食後の愉悦
ワインとシャルキュトリ、チーズ、チョコレートで食後の愉悦