イクラの醤油漬けを作りながら、自分で勝手に作っていた「枠」にさよなら

ここしばらく、自分が勝手に決めていた「枠」に改めて気づくことが続いています。

娘時代に親から言われた言葉とか、人からこう思われているに違いないからと勝手に決めたハードルとか、かつての恋人に指摘された欠点とかw、、、。

自分にとってプラスのことならいいのですが、自分の感情や行動の制限になっていることとは、もう50代にもなればとっぱらっても誰も文句をいうわけではなし、この際、別れを告げようと思うわけです。

そんなわけで別れを告げてきたことがいくつかあるのですが、重大なことは、秘密。

で、ほんの小さなこんな「枠」に、今日さよならしてみました、というのがコチラ。

イクラ!
はい、イクラ、であります。

イクラの醤油漬け。実は大好き。
イクラの醤油漬け。実は大好き。

外食が好きな家で育ちました。とくに父は「味覚は幼い頃から磨かなくては」というのが持論で、小学生にあがるかあがらない頃から、食については、当時としてはずいぶんと贅沢をさせてもらいました。

そんな時、幼い頃から酒のつまみ的なものが好きだった私は、自分が食べたいなと思うものをたのむと、よく母から「優佳はいつも一番高いものをたのむ」と言われたものでした。
母にしてみれば、何気なく口にした言葉だったのかもしれませんが、ある頃から「ほんとうはあれが食べたいけど、やめてこっちにしておこう」と思うようになってしまいました。それをひきずって、大人になって人と食事に行く時にも、自分が食べたいものをはっきり言えないという時期が長く続きました。

自分だけのために仕込む贅沢w

今日は自分だけのためにイクラの醤油漬けを仕込みました。
昆布と鰹節と酒と醤油だけで漬けダレを作ります。

 

子どもたちがイクラが大好きだったこともあり、イクラの醤油漬けは折にふれ作ってきたのですが、自分はなんとなく遠慮がちに食べる「クセ」がついてしまっていたのです。「ママも一口食べよっかな?」みたいな。

今日魚屋さんで筋子を目にした時、一瞬逡巡。
「こんな贅沢していいんだろうか?」
千円余りの特売の筋子を前に逡巡する自分、笑っちゃいました。

そんなへんな「枠」、作ってませんか?
というわけで、これから大小さまざまな、不要な「枠」をどんどんとりはずしていきたいと思う次第です。

イクラの醤油漬け、明日が楽しみです!