[一期一会料理vol.7]絹皮なすとしし唐で、飯山の想い出の味を再現

近くのスーパーで、皮がとても柔らかいという「絹皮なす」なるものが売られていた。
さてどう食べようか。

数年前、長野県飯山市を訪れ、古い寺に大勢で泊まった。
日本酒「水尾」を醸す田中屋酒造店の社長、田中隆太氏が茄子とバナナピーマンと豚肉とでささっと作ってくれたお惣菜がとても美味しかったのを思い出し、バナナピーマンに変えて、手に入りやすいしし唐でアレンジ。

「水尾」の田中氏が作ってくれたものをアレンジ
「水尾」の田中氏が作ってくれたものをアレンジ

材料
なす、豚小間切れ肉、生姜、しし唐辛子、切り昆布(乾燥)、鰹節、酒、醤油、油


鍋に油少々をひいて、豚肉、適当に切った茄子、千切りの生姜を炒めたら、しし唐、切り昆布、鰹節、酒と少々の昆布水(昆布を水にひたしておいたもの)を入れて蓋をし、弱火で10分ほど。醤油をたらたら〜っとかけて終了。

簡単だけれどご飯にぴったり。豚肉は決して赤身を使わないこと。
油がなすとあうのです。
ランチのおかずとなりました。

一期一会料理とは?

日々料理をする中のおおかたは、冷蔵庫のなかみやスーパーの特売品が何かによって決まる、名前もない、もしかしたら再現不可能な料理。そんな料理に「一期一会料理」と名前をつけてご紹介するのも何かの意味はあるかな、と、とくにレシピに起こすことなく、不定期にご紹介しています。