DRYなFOODでDRYなLANDを潤す。内モンゴルへの植樹ツアー組みます!

旅行業に携わる方と話していた時のこと。

「植樹ツアーって企業がCSRのようにして開催したりしているけれど、結局木が育たないケース多いんですよね」と。中には11月にツアーを組むなんていうケースもあるらしい。そんな時期に木を植えても育つわけがないというのに。

地球緑化クラブが植えた杏の木は荒野に花を咲かせている
地球緑化クラブが植えた杏の木は荒野に花を咲かせている

1分間に100m×1kmの土地が砂漠に変わっている

砂漠化は大きな問題だ。
砂漠化が進むということは、耕作可能面積が少なくなることでもある。

土地の砂漠化のスピードを、年にどれだけ、ではなく、1分でどれだけの単位に計算しなおしてみたら驚いた。
一辺100mとすると、長い方のもう一辺が1km弱。

一分に、だ。

内モンゴルの砂漠化の原因のひとつは日本人のカシミヤ好き

砂漠化が最も進んでいる地域の一つが内モンゴル。
そして内モンゴルの砂漠化の原因の一つが日本人のカシミヤ好きと言われる。

羊は草をはむだけだが、カシミヤは山羊。なので牧草を根こそぎ食べてしまう。

「カシミヤは高く売れるぞ!」

そして過放牧に。

牧草を植えるということをしていかなければ、いつか砂漠になってしまう。

日本に飛んでくる黄砂は内モンゴルから。

 

内モンゴルの砂漠化は日本人にとって遠いものではない。

乾物入りのカレーパンの売上の一部を、内モンゴルの緑化にあてるプロジェクト

昨年1月に立ち上げた乾物ドライカレーパンプロジェクトでは、乾物を使ったパンを、パン屋さんやパン教室に開発して売ってもらい、その売上の一部を寄付として、内モンゴルでの植樹にあてる。

自分には当然植樹のノウハウはないので、信頼できるパートナーを探すことにした。

(社)地球緑化クラブの代表、原鋭次郎さんの話をきいたとき、この人だ!と思った。

「自分が一生その場所に関わっていられるわけじゃないですからね。自分がいなくなった後も、現地の人が自分で進められるようなしくみを作ることが大事だと思っています」

この一言で、その場で決めた。

それぞれのパン屋さんが乾物を使ったカレーパンを開発、販売してくれている
それぞれのパン屋さんが乾物を使ったカレーパンを開発、販売してくれている
朝日新聞でもとりあげていただいた
朝日新聞でもとりあげていただいた

現地の人たちがその活動を続けていくしくみを作ることが最重要

植樹は、植物の知識、その土地の環境などを知った上で行われなければ、とくに厳しい環境では、せっかくの作業が無駄になってしまうことも少なくない。

牧草と杏の木を植える。
牧草はカシミヤを育てることができる環境にするため。
杏の木を植えるのは、砂漠のような過酷な土地でも水なしで育つから。

そして、花は美しく、実がなればそれを加工することで現地の人たちの現金収入に繋がる。

貧しい彼らにとっては「地球緑化」と言っても響かない。自分のお金になると思えば必死になる。結果として緑化が進む。

乾物ドライカレーパンプロジェクトで100本の植樹ができることに!

本気で緑化を目指すなら、さまざまなことを考えなければならない。

いつ植えるかもその一つ。

乾物ドライカレーパンプロジェクトの寄付金で、今年100本の植樹ができることになった。5月11日から15日までのツアー。そのうちの1日をさいて、内モンゴルの砂漠に100本を植える。

乾物ドライカレーパンを開発して販売してくれているパン屋さんやパン教室。

乾物ドライカレーパンを食べてくれる人たち。

その一つ一つが積み重なっての100本の植樹。

できることなら、そのすべてが大きく育って、内モンゴルに杏の花を咲かせてほしい。

 

第一回の植樹ツアー(5月11日〜15日)の詳細は数日中に公開予定

私たちが食べるという行為で、社会に働きかけることができる。

それを見える化したい。

ツアーの詳細は数日中に公開できそうだ。
すでにこの地域に20年も通い続けている地球緑化クラブの原さんの案内で、普通のツアーでは決して訪れることができないレストランで食事をし、さまざまな地域を旅する計画だ。

ともに旅してくれる人、募集!

そして、乾物ドライカレーパンプロジェクトに協力してくれるパン屋さんやパン教室の紹介、大募集中!

TBSひるおびでも紹介していただいた
TBSひるおびでも紹介していただいた