天栄村(福島)の米農家の努力が「金賞」に

先日発表された第十五回米・食味分析鑑定コンクールで、福島県の天栄米栽培研究会のお米が金賞を受賞しました。

約4000点の米が出品された中から選ばれた金賞は17点でした。

昨年11月、埼玉県川口市にて開催したイベント「福島ふれあいミーティング」にて上映した映画「天に栄える村」は、ご覧いただいた200人近くの方々から大きな反響をいただきました。

土地は汚染されていても放射性物質をイネに移行させないことに成功!

映画は、汚染された土地ではあっても、そこで育つイネには汚染物質が移行しないようにという、農家の死に物ぐるいの試みを描います。

 

「(放射線汚染米を売るなんて)人殺し!」という罵倒を受けることさえあった理不尽な状況の中で、できうる限りのことを試していく農家の方々の姿に、そしてとうとうイネには放射性物質を移行させない方法を獲得したことに、心打たれました。


「そうはいっても福島のものは不安」という方ももちろんいると思います。

でもまずは福島の人たちの努力や現状を知ってほしい。


「米の食味よりも安全を考えるしかない」と、食味を犠牲にするカリウムを大量に田んぼにまかなければならなかった中でも、
天栄村の米は、ブラインドの食味評価で4000の中のトップ17に残りました。その努力は並大抵のことではなかったはず。

この映画を見てから、訪れたことすらないのに、食味コンクールに天栄村のお米はまた入ったかな?と気になるようになりました。