地元たまプラーザで既に6年間開催しているAOBA+ART。
今年はアーティスト池田光宏さんをフィーチャーした「青葉食堂 わたしのお庭であいましょうツアー」。今日はこのツアーに参加してきました。
協力してくれるお宅は2種類。こうしてその日の夜のメニューを掲示するお宅。そして掲示するだけではなく、実際にお料理を頂戴できるお宅(後者は今年はじめて実現)。
数軒はお宅の中まで入らせていただき、あるいはお庭で、それぞれのお宅のお料理を持参したお弁当箱にお裾分けいただきながらの3時間ほどの徒歩ツアー。途中、クリエイタばかりが60名も住んでいるというSHARE DE TAMAPLAZAというシェアハウスにもお邪魔しました。2年前に伺った時、「もうすぐ壊されてしまうんですよね」というお話を伺っていたのにまだ健在だったことになんだかほっとしましたが、あと1年とのこと。
歩いていると、地元に住んでいながら、駅と家とのまっすぐな道路以外を寄り道して歩いていないなと思う。こんな風景があるんだ、と発見も多かった。
子どもたちが身につけているエプロンは大津芳美さんの作品。
古着を提供してもらい、それをフロッタージュ、古着の形をいかしてデザインしたエプロン。
AOBA+ARTをここまで持ってきたのが本間純さん(上の写真の左下)。大好きな器作家我妻珠美さんの親友だと後から判明。本間さんの作品は、風景に溶け込む立体造型。
ツアーの後は、それぞれのお宅からいただいたおかずをつめたお弁当を持って自治会館に集まり、肉団子のシチュー、メンチカツ、おにぎりなどもご提供いただいて、みんなで食事。
途中、ツアーの模様を30秒に一度ずつ3人の担当が撮影したものを動画のように編集して上映。これにあわせて、空際ノベルの小林ユウスケ氏が即興でギターと歌をあわせる、彼の歌声になんだかグっときてしまいました。
会場に、以前に何度かお会いしたことがある墨田の現代美術製作所でも活動している北川貴好さんの姿があったのでご挨拶したら、この「30秒に一回みっける写真道場」のディレクションをしているのだという。お会いしてはいたものの、あまりゆっくりお話を伺うチャンスがなかったので、「こんなプロジェクトもなさっているのね」とちょっと意外。要注目。
町に溶け込むアートプロジェクトにどっぷりの一日でした。
きれいな絵、とか、素敵な造型、とかより、人を巻き込むプロジェクト的なアートにより関心があるので(学生時代にクリストを知ってから、そういうアートのあり方って面白いと思うようになりました)、こんなに地元でこうしたプロジェクトがあることがとても嬉しいとともに、ちょいと私も絡ませていただきたいと思ってしまいました。
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