映画館で見なければ、と「コン・ティキ」をみた。
プロデューサーがジェレミー・トーマスということもあり、期待して。
10年をかけてフィールドワークを重ね研究して導きだした仮説を証明すべく、泳ぐことすらできないのに、ペルーからポリネシアまでの8000kmを自作の筏で渡る航海にでるトール・ヘイエルダール。
1500年前にそうやって人はこの海を渡ったきたんだと信じての、100日を超える航海。そして、それぞれの理由からこの航海に参加した5人の男たちとともに辿り着いたポリネシアの島。
春に上野で見た関野吉晴のグレートジャーニー展でも、このコンティキ号を思って自作の筏を作ったという映像がうつされていた時に高揚感を憶えた。
私たちにはみんな、何かを信じ、夢を見、不可能に挑戦するDNAがどこかに残ってる、と信じたい。
それが人からみたら小さなものであっても、挑戦するDNAを忘れずに生きていきたい。
この映画、やはり映画館で見てよかった。
そして、やはりジェレミー・トーマス!
滂沱の涙。
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