国をこえての共感が広がってほしい

4月に家をでて上海で一人暮らしをはじめた息子。
「一番のカルチャーショックってなんだった?」との問いに、「そういう質問に答えると、ヘタをするとその国の悪口みたいに捉えられるから嫌なんだよね。ただの違いに過ぎないんだから」と。

16歳の息子がこんな言葉を口にすることに嬉しい驚きを感じるとともに、日本にいたころの幼さに比べて、この数ヶ月の「環境」が、彼を大きく成長させていることを改めて感じることになりました。

 

「長期的にみた日米間の最大のリスクは安全保障でも経済でもなく、若い世代の結びつきが細っていることにある」。アメリカのルース駐日大使が、離任を前にそう語ったといいます。

 

違う文化や習慣を持つ若者同士が国という枠をこえて共感で繋がっていれば、未来に起こりうる難題も解決の糸口を見つけられるはず。

 

たくさんの若者がはやい時期に海外に出るような気運が高まること、そうした仕組みづくりが進むことをのぞみます。