ラーメンは日本が誇るスローフード

「ラーメンを一人で食べる女なんて、、」とか、「ラーメンは下品な食べもの」などという女性(が多い)に会うと、つい反論してしまうワタシ。
「ラーメンは日本が誇るスローフード」とは、90年代からの持論なのでありますw。

食べるのはファストでも作るのはスロー

今や有名になっているイタリアのスローフード協会ですが、フランス在住当時99年に知り、メンバーになった頃は日本在住のメンバーは外国人かイタリア料理研究家の合計5名ほどでしかありませんでした。っていうのはちょっと自慢w。
でも数年後退会してしまいましたが、、。

島村菜津さんの紹介本が出る以前でもあり、英語の情報(あるいはイタリア語)しかない中で「このムーブメントはすごい」と情報誌SLOWを熟読しながら思ったのは、日本が誇れるスローフードは実はラーメン文化かもしれない、でした。

  1. 自分ならではの味を追求する作り手がいる

  2. 他人の意見に左右されずに自分はこれが好き!と言えるラーメンを求める意欲的な食べ手がいる

  3. 忌憚なく味の好みを語り合える(多様性が認められている)

  4. 食べるのは「ファスト」でも、作るのは「スロー」

  5. カウンターの内と外とで、たとえ言葉を交わし合うことはなくても、作り手と食べ手とが互いに敬意を払う関係が成立する

  6. でいて、庶民が食べることができる日常食

という内容は、2004年に上梓した「感じる食育 楽しい食育」(コモンズ)の中にコラムとしても書いており、今もその考えに変わりはありません。

ラーメン文化は日本が誇る庶民的スローフード!

と書いていたら、おいしいラーメンが食べたくなりました。