ひとなりプロジェクト第二弾「「現代アートのある暮らし〜〜みんなでギャラリーにいっちゃおうプレ企画 目からウロコのアート体験・こんな楽しみ方って・・・アリなの?〜」by桒野晴美さん

今年5月に立ち上げたひとなりプロジェクト。

第二弾のテーマは現代アート。

たまたまご主人の転勤で住むことになった水戸で子育て。

これまた偶然の出会いがきっかけで通うようになった水戸芸術館。

そこから現代アートとのディープな関わりを持つようになった桒野さん。

まずは「好きな現代アート」の写真を持ってきてくださいという宿題を紹介しつつ、自己紹介。

実物をもってきてくれたKさん。この作品に寄せる思いを語りつつ、自己紹介
実物をもってきてくれたKさん。この作品に寄せる思いを語りつつ、自己紹介

私が現代アートに興味をもったきっかけ

私自身はといえば、20代の2年半、現代アーティストを支援するアートプロデュース会社にいた頃のころを思い出し、その当時日経アーキテクチュアに連載していた記事をひっぱりだしてきて、当時の自分はどんなことを考えていたんだろうか、と過去に遡ることとなりました。

ギャラリーや美術館を回るのが大好きだった高校から大学の時代。そんな私の現代アートへの視点を大きく転換させたのはクリスト。


91年のアンブレラプロジェクトには取材ででかけ、クリストへの直接インタビューがかなう予定でした。ところが、急な状況変化からそれがかなわず。
クリストと話せる!と思ったときの自分の舞い上がりようは半端ではなかったので、インタビューがキャンセルされたと聞いたときの落ち込みもかなりのものではありました、、、。

ちょうど同じ頃、台湾の彫刻シンポジウムに参加するアーティストたちに混じって台北在住香港出身のアーティスト、ライチーマン(原美術館でも彼の展覧会が開催されていました)の家に寝泊まりし、中国茶の手ほどきまでうけたのが、現代アートとかかわる面白さを体感した時かもしれません。世界各地から集まった彫刻家たちとともに過ごした1週間はなかなか濃密なものでした。

現代アートならではの醍醐味は、作家と直接言葉を交わせること!、同じ空気を吸って生きていること。その時、ひしひしとそれを感じました。

「MAMAN」というタイトルさえしらなかった!

さて、次は、六本木ヒルズにある、東京近郊に住む人ならおそらく一度は目にしたことがある作品MAMANの写真がテーブルいっぱいに。

 

さまざまな角度から写したMAMANを見ながら(実はこの段階ではMAMANというタイトルはあかされていなかった)、気づいたこと、感じたことを各自それぞれに言葉にしていきます。

 

これが実はとても面白かった!

人それぞれに同じものを見ても感じるところが違い、着目するところが違う。

そして、その後、この作品のタイトルや桒野さんが調べた作家の生い立ちやをきくにつれて、なぜこの作品を彼女がつくり出したのか、おぼろげながらも、そしてそれが正解かはわからなくても各自それぞれが推論できたように感じられました。

作品の画像をみせながら現代アートの魅力を解説していただきました
作品の画像をみせながら現代アートの魅力を解説していただきました
講座の後は優佳子のふだんごはん
講座の後は優佳子のふだんごはん

講座の後は優佳子のふだんごはんで場をちょっとなごませつつ、講座のフィードバックおよび皆さんの自己紹介。

 

今回はほんとうに料理を考える時間もなく、前の晩の7時半ごろにスーパーにでむき、そこでリーズナブルに売っていたものを中心にふつ〜のお惣菜。

キャベツ、茗荷、大葉、きゅうりの一夜漬け、ししとうの含め煮、豆腐と納豆と薬味いろいろの和え物、えのきと大葉の梅和え、茄子の卵とじ、蒸し鶏のちょっとエスニック風、いぶりがっこ、鮭の焼き漬けwith大根おろし、割干大根の酢醤油漬け、半干きゅうりと豚肉の花椒炒め、土鍋ご飯、鶏の蒸し汁をつかったきくらげとレタスのスープ。


我ながら、野菜たっぷり!
我ながら、野菜たっぷり!

食事の際には、今回の講座へのフィードバックを皆さんから一言ずつ。

そして、その後は、それぞれがどんなことをしているのか、何をしていきたいのかを話していただく時間。

 

今回は3名、初めて我が家にきてくださった方々がありました。

そのうちのお一人が、「これからをよりよく生きるためのエンディングノートの書き方について講座を開けるようになりたいんです」と発言。その場で、ひとなりプロジェクトの秋の講座にスカウト。11月10日(日)に決定しました!

またもや新しい出会いが!

人と人、人とコトが繋がっていく場を作りたい。

人は誰でもクリエイタ。それに気づいてもらいたい。

7月もう一つのひとなり講座はTRUE COLORSというワークショップ。

9月には指ヨガと笑いヨガ。

11月にはエンディングノート。

技術や知識や経験を持つ人たちが、さまざまな場で発信していき、繋がっていくことで、どれだけたくさんのことが実現可能になることだろう?

昨年9月自宅での料理教室を10年ぶりに再開した自分は間違っていなかった。

その決断がなければ、こんなにたくさんの出会いは絶対になかったから。

ひとなりプロジェクト、どんどん面白くしていきます!

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コメント: 1
  • #1

    秋吉さなえ (金曜日, 12 7月 2013 07:51)

    昨日は初めてのお宅、知らない方ばかりと、少し緊張していましたが、皆さん気さくな方たちで、お話しするうちに近代アートが身近なものに感じられる楽しい一時でした。作品観賞してみたくなした。六本木のMAMANも、ジックリ観察してみます。
    また、小山田さん達から聞いていたサカイさんのご飯、身体に優しい感じで、お野菜たっぷり、とっても美味しかったです(^o^)
    ありがとうございましたm(__)m