アズラーとは、「日本を中心に世界で流行している、小豆を顔に付けて「ひげ」に見立てた最先端ファッション」(アズラーオフィシャルサイトより)。
この仕掛人であるアーティスト境貴雄氏とのコラボで、参加者全員がアズラーになって小豆料理で世界の旅的料理を楽しんじゃおうという「アズラーになって小豆料理を楽しもう会」を6/30に開催しました。
食の力で人が出会う場を創りたい。そこにアート的要素が加われば、効果絶大!
すすめていきたいと考えているアート×食イベント。
食には、身体を作るという以外にたくさんの「機能」(という言葉はしっくりこないのですが)があります。
そのうちの一つ。人と人との間をふっと近づけるコミュニケーションとしての食という側面。
それは私がとても大切にしたいと考えているもの。
アーティストの境貴雄さんが進めている「アズラー」は、美術館やギャラリーにおさまる作品としてのアートではなく、架空のストーリーを創り、人と繋がっていくプロジェクト。
いわば自分たち自身がアートになってしまう「イベント」。
そこにコスプレ的要素、高揚感が加わる。
アズラーになって小豆を料理する。
アズラーたちが小豆料理を食べる。
これは絵的にも絶対面白いに違いない。
ただ小豆料理のフルコースを食べるより、食のコミュニケーション的側面はいやがおうにも強調されるはず。
アートを外から見るのではなく、自分がアートの一部になる。
それはちょっと普通にはないコト。
和菓子好きが高じて小豆をテーマに作品を創りはじめた、と境さん。
とはいえ、アズラーのプロジェクトはある意味、偶然のたまものだったとか。
マスク的なものを創ったところ、教え子たちが面白がって「装着」しているのをみて、「これは面白いかも」と思ったのだそうです。
小豆は古来魔除けの意味があり、また神饌に欠かせない食材。
小豆をモチーフにした造型を創りだすだけではなく、小豆について境さんはさまざまな角度から調べてもいます。
小豆が世界を旅したら?
小豆料理ラインナップは以下
小豆とクリームチーズ、サワークリームのディップとバジル&自家製アンチョビディップ バゲットと生野菜添え
小豆のファラフェル(エジプト風の豆コロッケ)
小豆入りカチュンバル(インド風のサラダ)
もやしとエゴマの葉と小豆の和え物(韓国風)
カボチャと小豆とレーズンのチーズ焼き(いとこ煮の組み合わせを和風でなく)
コリンキーとセロリと小豆のマスタード風味フレンチドレッシングサラダ
小豆のフェイジョアーダ風(ブラジル風)にメキシカンサルサとタイ風のトッピング添え。玄米ご飯と
デザートは3種。
チョコと小豆のケーキ
小豆のびっくりミルクプリン
その場で皆で作った小豆のフローズンヨーグルト
人の思いってすごい
実は今回、新幹線で京都からこのイベントのためにだけ来てくれた若い男性がいました。
木村屋のあんぱんを食べた時に衝撃がはしり、それから自ら小豆を育てるほどに小豆に恋し、いつかアズラー境さんに会いたいと思っての上京。境さんをして、「これほど小豆を愛している人に会ったのは初めて」といわしめるほど。
総勢15名。
初対面という人が多いこの会でしたが、最後はもう、下の写真のような盛り上がり。
これからもこうしたイベントを続けていきたいと思います。
人と人とが繋がる場を創りたいから。
そして私自身がいろいろな人と出会い続けていきたいから。
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