曳舟ごでんやにてお酒と食のマリアージュを堪能した3時間半

曳舟徒歩6分。明治通りの一本奥の路地に移転。築80年の長屋を改造して先週オープンした「ごでんや」に昨晩うかがってきました。

我が家でもイベントをしてくれているごっしーさん、こと五嶋慎也氏と弟の五嶋千裕氏のお店。

白い暖簾がかかるのみ。看板なし。完全予約制
白い暖簾がかかるのみ。看板なし。完全予約制
着物姿のゴッシーさんの笑顔に迎えられます
着物姿のゴッシーさんの笑顔に迎えられます
お酒の銘柄だけではなく、提供する温度まで書かれているのが燗つけ師ゴッシーさんならでは
お酒の銘柄だけではなく、提供する温度まで書かれているのが燗つけ師ゴッシーさんならでは

このお品書きをみて、いやが上にも期待は高まります。

一皿一皿にすべて違う日本酒をマリアージュ。

以前は、具のそれぞれにあわせて丁寧にダシをひく「おでん」(の範疇をこえていましたが)とお酒のマリアージュのお店だったごでんやさん。

メニューのイメージが一新しています。

食前酒として出されたのはこれ。秋鹿 山廃 酛しぼり。さっぱりした梅酒かシェリーかと思うような味わい。酸が高い黄金色。いわゆる日本酒のイメージとはかけ離れています。

赤貝と南国フルーツのマリネ
赤貝と南国フルーツのマリネ
風の森(奈良)純米生24BYをロックであわせます
風の森(奈良)純米生24BYをロックであわせます
ホワイトアスパラとインカのめざめのニョッキ 富山県産岩牡蠣のペースト添え。ニョッキの弾力感がいい
ホワイトアスパラとインカのめざめのニョッキ 富山県産岩牡蠣のペースト添え。ニョッキの弾力感がいい
宗玄(石川)純米吟醸生 24BY 15度で
宗玄(石川)純米吟醸生 24BY 15度で
ウニのエピナソース(ほうれんそうにポロネギも加えたソースで)可愛いレンゲで食すと中からプチトマトもお目見え。写真を撮り忘れましたが、ウチのハウス日本酒、開運(静岡)純米生 24BYを35度で
ウニのエピナソース(ほうれんそうにポロネギも加えたソースで)可愛いレンゲで食すと中からプチトマトもお目見え。写真を撮り忘れましたが、ウチのハウス日本酒、開運(静岡)純米生 24BYを35度で
アイスプラント、ズッキーニ、ヤングコーンにそのおひげも生で。稚鮎のコンフィと十旭日の組み合わせは、思わず「おおっ」と声がでてしまうほど
アイスプラント、ズッキーニ、ヤングコーンにそのおひげも生で。稚鮎のコンフィと十旭日の組み合わせは、思わず「おおっ」と声がでてしまうほど
稚鮎の香りとほろ苦さとのマリアージュが、たまりません!
稚鮎の香りとほろ苦さとのマリアージュが、たまりません!

焼き蛤のレモンソース添え。直球でおいしい!(写真撮り忘れ)

悦凱陣 純米大吟醸生 23BYを35度で
悦凱陣 純米大吟醸生 23BYを35度で
鱚と鳥貝のお碗 ジュンサイ入り。中身の写真撮り忘れ!トリ貝を碗だねに、も、おもしろい
鱚と鳥貝のお碗 ジュンサイ入り。中身の写真撮り忘れ!トリ貝を碗だねに、も、おもしろい
和牛のたたき 玄米甘酒のソース 手前は今だけしかないという大根の実。はじめて食しました。大根のかたさを残した煮方も舌にからみつくようなたたきとのコントラストでいい感じ
和牛のたたき 玄米甘酒のソース 手前は今だけしかないという大根の実。はじめて食しました。大根のかたさを残した煮方も舌にからみつくようなたたきとのコントラストでいい感じ
奥播磨 純米吟醸生22BY 35度で。玄米甘酒のソースとの相性が抜群
奥播磨 純米吟醸生22BY 35度で。玄米甘酒のソースとの相性が抜群
フォワグラのソテー 柔らかな食感のフォアグラに味とカリッとした食感のアクセントをなんとキャラメリゼした米麹で。この発想は驚きでした。
フォワグラのソテー 柔らかな食感のフォアグラに味とカリッとした食感のアクセントをなんとキャラメリゼした米麹で。この発想は驚きでした。
小鳥のさえずり(神亀)純米生 19BY 熱めの45度で。一般的にはソーテルヌなどあま〜いワインをあわせるフォワグラに決して甘いわけではない小鳥のさえずりがいい感じです
小鳥のさえずり(神亀)純米生 19BY 熱めの45度で。一般的にはソーテルヌなどあま〜いワインをあわせるフォワグラに決して甘いわけではない小鳥のさえずりがいい感じです
エルボリナート・アル・カカオ・エ・ラム。10年もののラムでウォッシュしたブルーチーズ。外側にはカカオ豆のクラッシュをトッピング。はじめて食べます。たまりませぬ、、。
エルボリナート・アル・カカオ・エ・ラム。10年もののラムでウォッシュしたブルーチーズ。外側にはカカオ豆のクラッシュをトッピング。はじめて食べます。たまりませぬ、、。
鼻を近づけるとまず「え?」というくらい変わった香り。そして飲むとまたクセのあるお酒。なのに上のチーズとあわせたらお互いのクセがひきたてあって、お酒の印象もまったくかわります!
鼻を近づけるとまず「え?」というくらい変わった香り。そして飲むとまたクセのあるお酒。なのに上のチーズとあわせたらお互いのクセがひきたてあって、お酒の印象もまったくかわります!

いやはや。

感服。 

はじめから終わりまで、ほんとうにおいしくいただきました。

ゴッシーさんのお酒を選ぶセンスにはいつも感動させられますが、今回はとくに、素材の組み合わせ、天衣無縫の発想、、料理の数々にも刺激をたっぷりいただきました。

写真を撮り忘れたのが本当に残念なのですが、古民家の天井をはがしたために広がる空間。梁もいい感じです。
同行した風水師で古民家鑑定士である友人も「すっごくいい」と太鼓判。

お酒と料理をこよなく愛する人と訪れたいお店です。

ごちそうさまでした!