張芸謀(チャンイーモウ)の印象西湖鑑賞@杭州

昨夏、雲南を旅していた時、麗江の郊外に、それを上演するためだけに作られた特別な野外劇場があるときき、見に行った「印象‧麗江」があまりにも素晴らしかったので、杭州の西湖(絶世の美女、西施のイメージから西湖と名付けられたという)で夜に上演される「印象・西湖」をみることに。

西湖に沈む夕陽。北京の頤和園で見た夕陽を思い出しました
西湖に沈む夕陽。北京の頤和園で見た夕陽を思い出しました

ちょうど清明節があけたところだったこともあり(それでも人は多かったものの)、湖にせりだした最前列のシートを360元(6000円弱)でゲット。

 

開演までの間、西湖の周りをサイクリング。美しい夕陽に癒されつつのビールは格別においしいのです。

音楽は喜多郎
音楽は喜多郎
色彩感覚はさすがの張藝謀
色彩感覚はさすがの張藝謀
湖からせりがってくる装置。客席がす〜っとするほどミストを感じます
湖からせりがってくる装置。客席がす〜っとするほどミストを感じます
この舞台装置も水の上を移動
この舞台装置も水の上を移動
鳥のイメージで大きな羽をもった群舞
鳥のイメージで大きな羽をもった群舞
この色彩のコントラストにドキッ
この色彩のコントラストにドキッ
群舞の皆様、水でびしょぬれのはず、と妙なことが気になる
群舞の皆様、水でびしょぬれのはず、と妙なことが気になる
色使いには感動
色使いには感動

正直いえば、印象・麗江の方が好きでした(さらに価格も安い)。
 

印象・西湖は客席(一番前でしたが)と群舞の距離が遠いのが敗因かも。

 

色彩の美しさ、全体としての見せ方は、さすがに張藝謀ならではと思わせるものはあったけれど、麗江にくらべれば湖からせりあがる舞台装置の色彩に頼りすぎている感があるのは残念。喜太郎の音楽もちょっと平板。民族音楽をベースにした麗江の音楽の方が聴きごたえがありました。生の太鼓もあったし。録音の音楽を聴かせるのとはやはり違います。

 

とはいえ、1時間のこのショー。

杭州にいったら見る価値は、やはり、あります。