いやいや、いろいろ驚きのあるこけら落としでした。
両国に新しくギャラリーができたのでオープニングをのぞいてみようとでかけてきました。マンションの入り口にたなびくオレンジ色の旗にはAI KOKO GALLERY。
狭い階段を3階までのぼったら、普通に扉が並んでいます。「ここでよいの??」思わずキョロキョロ。
正面の扉にギャラリー名があったのでピンポーンと押してみます。
さて靴を脱いであがると、縦長の部屋にお客人7名ほどが並んでビデオ画像を見ています。壁には幅が3mはある、どーみてもジャクソン・ポロック〜という作品がかけてあります。でもビデオでうつしている制作風景にはまったくの別人がポタポタ絵の具を落としているし、「ポロックの新作展」って???もう故人のはず。そんなちょっと面白い試み。
このギャラリー、オーナーさんは昼間お仕事をしているので、夜のみご自宅のDKをギャラリーとしてオープン。常にどんどん作品展をというよりは、知り合いの作家さん、好きな作家さんの制作にあわせて、自分もキリキリしないように、ゆる〜くギャラリー展開していくのだとか。
自分ができる範囲にしぼって、でもやりたいことを自分のペースでやっているのがとっても素敵。壁も白いわけではないし、普通のお宅の中に飾ってある作品を見せていただくっていう感じ。でもそれが本来。美術館やギャラリーにある作品が完成形なのではなく、自分の家で日常の暮らしの中でアートを楽しんでいこうよというのは、てヲとるが進めようとしているART&
EATスタイルにもつながります。
正直特に広いわけではない普通のマンション。それでもやればできちゃうっていう、とっても素敵なサンプルを見せていただいたなと思います。こんなギャラリーがあちこちにできたら、なんか面白いことになるなと思った夜でした。ウチもやろうかしら?
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