8月下旬の4泊5日、東北視察旅行に行ってきました。
まずはてヲとる代表百々一氏とともに十和田に入り、十和田市現代美術館の館長、小林ベイカー央子さん、デザイナーの安斉将さん、それに浅草橋のアルザス料理店ジョンティの店主の富田さんの出身地ということで、十和田に住んでいる従兄弟で消防士の繁在家さん、ご当地では八戸せんべい汁の歌で有名なトリオザポンチョスの桜田まことさんなどとご一緒させていただきました。
まだお目にかかったことがないながらfacebookでつながっている松田龍太郎さんが関わっているバンク十和田も訪問。残念ながら一日違いで松田さんとはすれ違いでしたが。
質の高い美術館を中心に町を楽しく面白くできたらいいなと思った次第。現地の彼らとの繋がりを活かしてワクワクプランを練ろうと思います。
さて、翌日からは慶應大学院システムデザインマネジメント課のアグリゼミに合流。弘前にて奇跡のりんごで有名な木村さんの指導のもと、野菜を育てている成田農園さんを訪問しました。懇親会では成田さんを質問ぜめ。自然農法についていろいろ伺ってきました。
青森県、田舎館村の田んぼアートの今年のテーマはかぐや姫。七色の米を図案に従って植えることでこの絵が生まれます。役場の6階まであがると全貌が見えるので、開館の9時には行列が。
次は宮城県、鳴子の米プロジェクトで有名な鳴子へ。結城登美雄さんからも、プロジェクトのお手伝いをしていた元雑誌編集者の永田麻美さんからも、いろいろお話は伺っていたものの、現地を訪れるのははじめてです。
山ふところの宿みやまに宿泊し、宿の御主人板垣幸寿さん、鳴子の米プロジェクトの理事長上野健夫さん、役場の阿部さんなど、プロジェクトを進めてきた熱い方々のお話を伺い、その晩は夜中すぎまで話しあうことに。慶應の学生さんが感極まって涙する場面もあり、さまざまな人たちの熱い思いにふれて、私もまた自らの思いや直感に正直に生きていきたいと改めて思いました。
ご主人の板垣幸寿さんは「びれっじ」という雑誌での私の連載を読んでいてくださったとのこと。また、グリーンツーリズムの仕掛人、飯山市の木村宏さんとも仲良しとわかりました。私自身も木村さんとのおつきあいは10年以上。人と人とはこうして動くことでこそ繋がっていくのだなと感じました。
最終日は山形県最上町へ。食と観光の二手に別れてのお宝探しツアーにでかけ、翌日は町の人たちも一緒にワークショップを開催。昼はJA女性部他、地元のおかあさんたちの自慢の手料理に舌鼓を打ちました。
ワークショップには役所の人たちの他にも地元のお母さんたちも参加。初めは戸惑っていたものの、ブレーンストーミングからKJ法へとスムーズに入り、たくさんのアイディアがでていました。農家レストランを営む東法田みつわ会の柴崎育子さんが、終了後目を輝かせて「スタッフと一緒にこうしたワークショップをやりたい。できることはまだまだあるって思えました!」と語っていたのが印象的でした。
学生さんたちが、いろいろ工夫して町の人を巻き込んでいる様子も素晴らしかった!
たくさんの人たちに会い、語り、現場を見ることの大切さを改めて感じた5日間でした。アレンジしてくださった慶應SDMの林美香子先生、お声がけくださった前野隆司先生には本当に感謝!です。
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