■2011年ブログ
2011年
12月
31日
土
2011年ありがとう!
大晦日は、やはりなんだか特別な思いがあります。今年はとくに、その思いが強いです。
多くの人と出会い、昔からのご縁が復活して新たなむすびつきとなり、これから先長いお付き合いになると確信する人たちとつながり、、。忙しいながらも充実した一年でした。
その時どきを考えると、いつも笑顔でいられたわけではないけれど、全部ひっくるめて私にとっては忘れられない濃い一年でした。
出会った人たち、出会いなおした人たちに、改めて感謝!
より濃い来年を目指します。
2011年
11月
06日
日
すみだヤッチャバ連動「ヤッチャバ大交流会」
11月5日、6日の週末に墨田区内各地で開かれた「すみだ青空市ヤッチャバ」。ご縁のある地域の方々が、何人も集結し、墨田でその産品を売ろう!とのこと。
そこで、勝手に連動企画、「ヤッチャバ大交流会」を5日夜に、@本所ひとノまにて開催しました。
当日になっていくつかの場所を巡って買い込んだ食材を使って、そこからメニューを考え、アドリブ料理で皆様をお出迎え。30名ほどが集まってくださったでしょうか?
月曜日の朝に、愛媛県岩城島の民宿「よし正」さんにお世話になっての最後の朝食の際に知り合ったご夫婦も参加。モヒート大好きとのことで、岩城島のライムを扱うぽんぽこらんどさんにご紹介。また、植物工場の情報ではピカイチで、モヒートバーへの戦略アドバイスも行っている男性も、自慢の原生種のミント持参で参加。市販のミントで作ったモヒートとの飲み比べもいきなり始まり、その香りの高さ、味のよさに皆感動!このバーには岩城島のライムが納品されることがこれで決まった模様です。
参加してくれた地方は以下のとおり
岐阜県中津川市加子母、愛媛県上島町岩城島、滋賀県甲賀市、兵庫県養父市。
メニューは、
加子母トマトのシンプルオーブン焼き
加子母の豆みそでつけた味噌漬け豚と、岩城の三倍麹の麦味噌を使った味噌漬け豚との食べ比べ
養父の大根の即席昆布醤油漬け
岩城のレモンの葉と加子母のあじめごしょうを使ってグリーンカレーペーストもどきを作り、鶏手羽元と養父の大根とで、なんちゃってグリーンカレー(レモンの葉は使える!!!)
養父の白菜でクミン風味の焼きサラダ
養父の大根と岩城のぽんぽこらんど古崎さん自家製ベーコンのグラタン
加子母の西方いも(さといも)のマッシュポテト
岩城のひじきを使ったフリッタータ(イタリア風チーズ入り卵焼)
加子母のトマトと岩城のレモン、甲賀の玉葱でフランスのカフェの定番メニュータブーレ
鯛と甲いかのタイ風蒸しもの(岩城島のライムとレモンの葉を仕様)
加子母のほうれんそうと甲賀の玉葱でギリシャ風ほうれんそうのピュレ・ヨーグルトソース
養父の人参をタイ料理のソムタム風にして岩城島のライム他で調味
加子母の椎茸はバターソテーして、アンチョビ、にんにく、生クリームで調味
養父のさつまいもは豚ひき肉とともにコチュジャン&甜麺醤&豆板醤でピリ辛味
鋳物鍋で炊いた甲賀のお米のおにぎり&山形県寒河江市の「しょうゆの実」
加子母のなめこの味噌汁(食感がたまりません!)
2011年
11月
04日
金
クリエイタがたくさん集まる会でした
第二回てヲとる月山パーティを11月3日、@本所ひとノまにて開催しました。
月山和紙で作った蚊帳を、和紙職人の三浦一之さんからお借りして、蚊帳に勝河泰知くんの映像を投影。外からも、そして中からも鑑賞できます。
この写真は、蚊帳の中。いい感じで落ち着く空間。
今回は、ゲストシェフとして、イタリア料理家のKEITAさんに来ていただきました。
3年間イタリアで修行した腕は確か。月山をイメージしたイタリア風フィンガーフードが並びます。
西川町で米を作る大泉忠昭さんが送ってくれた黒米のアランチーノ。柔らかくもっちりと炊き上げた黒米のリゾットを小さい球状に丸めて、上にパルミジャーノレッジャーノをふりかけたもの。もう雪を頂いているという月山のイメージに重なります。
他にも、洋梨とカマンベールをそば粉と小麦粉を混ぜた生地で作った平らなパン、ピアディーナで巻いた前菜も、山形の名産である洋梨とそばを意識した料理。
2011年
10月
27日
木
違う分野からの視点
昨日は、慶應大学院システムデザインマネジメントのALPS2011プロジェクト、DRY and PEACEメンバー5名にメンターの高野教授も加わっていただき、夜に打合せ。
11月18、19の最終プレゼンを前に、乾物普及についての彼らのアプローチ方法をプレゼンしてくれました。これから最終プレゼンにむけてプロトタイプを作ったり、アンケートをとったり、資料をまとめたりの忙しい日々のはず。
29日(土)には、料理初心者ばかりでなぜか男性ばかりというこのメンバーで乾物料理を作り、慶應の皆さんに試食してもらうとのことで、先ほど「初心者でも大丈夫」のレシピを送付したところ。
理系が多い彼らからの提案はやはり私とは視点が違い、最終プレゼンをきくのが楽しみになってきました。学内だけではなく、共同プロジェクトとして、外にも売り込んでいけたら面白いな、とワクワク。
2011年
10月
25日
火
乾物本撮影終了しました!
乾物料理本の撮影、無事終了。
料理の大半は前2日で撮影が終わっていたので、最終日はブツ撮りや、表紙の撮影、著者近影!などが中心。やはり表紙は大切、と、この日は編集担当の出版社社長O氏も2時すぎに顔を出してくれました。
最近超多忙につき、この日も昼を食べていない!とおっしゃりながらもTAKANOのケーキを差し入れしてくれたことに感激!
女性5人はteatimeに、O氏は午前中に作った料理を盛りつけたワンプレートでランチタイム。
食べ終わったO氏。「出版したら、乾物料理を食べてもらう会をやりましょう!どれもすごくおいしい」
乾物料理を提供する出版記念会、望むところです!
2011年
10月
22日
土
佐倉子育て応援団でのワークショップ
千葉の佐倉にでかけてきました。
場所は佐倉小学校の体育館。 場所柄、親子連れがほとんどです。
匂いあてクイズや手触りクイズなど、食の探偵団の定番のクイズで食べものの姿をさぐるプログラムや、言葉クイズなどなどを一緒に楽しみ、ちょっぴり真剣に、私たちが食べることと、社会とがいろいろな意味でつながることについてのお話もさせていただきました。
今回参加してくれた方々は、自分で野菜を育ててレストランを経営している人や、趣味で乾物を作っている人など、食への意識、関心が高い人が多く、質問も具体的!で、そういうやりとりも面白かったです。
準備や後片付けにあたってくださった皆さん、ありがとうございました。
午後からのこのワークショップの前、JR佐倉駅前で入ったインド料理店タージュが、当たり。880円で、好きなカレーを4種類の中から1種選び、サブジ、サラダ、ご飯、ハーフサイズのナン、飲み物(これもたくさんの種類から選べます)。とても感じのいいインド人のスタッフもおり、繁盛店なのもうなづけます。
一方で感じたのは、佐倉の駅前は殺風景さ。ちょっと車で入ると古い家並みや蔵などが残り、立派な柿の木があったり、歴史博物館があったりと、素材はあるにも関わらず、アプローチが殺風景すぎるのです。なんだか残念、、、。そんな思いで佐倉を後にしました。
2011年
10月
19日
水
朝から一日撮影でした!
昨日は、朝から料理撮影。デザイナーさん、フォトグラファーさん、アシスタントさん(旧知の地元の友人にお願い)とともに、撮影会。居間がこ〜んな感じに。
予定どおりこの日の撮影22品無事終了。
皆さん車できているので、「かんぱ〜い!」で打ち上げできないのが残念なところですw
2011年
10月
19日
水
乾物イベントwith取手アートプロジェクト
15日、強風と雨で、急遽室内開催になってしまったのは残念でしたが、芸大の学生さんたちを中心に、「五感で乾物に迫る」「乾物スープを食べよう」「自分スタイルの乾物づくり」の三部でのイベントを行ってきました。
詳細はこちらから!
2011年
10月
14日
金
明るいパワーの迫田司さんに乾杯
昨晩、都内にきていた四万十在住のデザイナーの迫田司さんと夕食をともに。本所ひとノまの冷蔵庫にあるものを適当に物色&多少買い出しで、気楽にお鍋中心に料理を作りました。
迫田さんとは、昨年、世田谷ものづくり学校の農業ビジネスデザイン学部でお話をきいたのが初めての出会い。その後、同期数名が四万十の「木賃ハウス」まででかけたり、同期の自宅に迫田さんをよんで飲んだりといったことがあり、で、ご縁が続いています。
迫田さんのパワフルで笑いのたえない話をきいていると、実は疲れがたまり、風邪気味であまり調子がよいとはいえなかった私ですが、帰る頃には、思わず笑い出してました。風邪もとんでしまったみたい。
帰り道、「じゃあまた!」と握手&ハグしあって駅前で別れました。自然にそういう高揚感が生まれるのも、迫田パワー。愛媛で進行中のてヲとる岩城島のメンターとして協力してくれることにもなった迫田さん。現地を訪れてくれる予定なのですが、仕事の関係で、ちょうど入れ替わりになってしまい、と〜っても残念。
でもきっとまたどこかでご一緒したいと思っています。
2011年
10月
12日
水
大井沢で山菜ときのこ三昧
てヲとるクリエイタ月山で、大井沢(西川町、山形県)に滞在中の勝河泰知くんを訪ねて週末大井沢にでかけて、多くの方々とお目にかかり、ともに飲み、語ることができました。
しかしやはり、山形は乾物王国といって間違いないと確信。今まででかけたどの地方よりも、このあたりの乾物の種類の多彩さは群を抜いています。
直売所で買い求めただけでも、片栗、紅花の葉、赤こごみなど珍しいものが多々。
写真は、大井沢でお世話になった江戸屋旅館の夕食。右下に見えるのが片栗。その上が「ますたけ」というきのこ、左手小皿もまた珍しい白いきのこ(名前失念)。
もちろん、ぜんまいやわらびなど他で普通に目にするものもあります。乾物ではありませんが、あざみの茎と葉の塩漬けも初めてみました。買い物をしている地元の女性らしき人に尋ねると、「塩抜きして炒めて食べたら旨いよ〜」とのこと。
左の写真は「ますたけ」というきのこの上に、「みず」という山菜の実をのせたもの。みずは実は好きでたまに買い求めて甘めの味噌炒めにして食べるなどするのですが、みずの実は初体験。きれいな緑色で歯ごたえがあってこれもまた美味。
山菜もきのこもご主人が山にとりに入るのだそう。「6〜7月だととりたての山菜が食べられるから、もっとおいしいのよ」と女将さん。はい、是非その時期にお世話になりたいと思います!
2011年
10月
07日
金
無花果大好き
午前中はケーキ屋さんで初春にむけての打合せ。無花果のタルトを食べながら。
昼は11月のイベントにむけての試作&撮影。午後はレシピ本の準備のためのレシピ整理。ふと気づいたら、PCの前で寝落ちしそうになっており、5分睡眠休憩。
夜は帰国中の家人が客を招くという。前菜に無花果の生ハム巻。メインはコックオーヴァンに、フランス土産のチーズ、サラダ、パンのみという簡単ディナー。 赤ワインでも飲みますか。
無花果がおいしい季節です。
2011年
10月
06日
木
ギリシャ料理中心に作りました!
久しぶりのもももく。ひょんなことからギリシャ料理中心の会となりました。
まずはタラマサラタ。日本ではじゃがいもで作ることが多いのですが、ギリシャではパンを使って作る方がポピュラーということで、ギリシャ風に。
貧乏人のキャビア(焼き茄子のピュレ)はトルコのメゼの定番でもあります。
みつけた蟹缶と使ってほしいというりんごと、これまたみつけたクコの実と、玉葱。これをナムプラーとマヨで和えて、増えて困るというミントを刻んで和えたら、なかなかの味に。これはもちろんギリシャ風でもなんでもない、アドリブ。二度と再現できない味です。
イワシをヨーグルトでマリネしてパン粉をつけて焼いたの。
岩城島特産のレモンを使ってももさんに「作ってね」とお願いしておいた塩漬けレモン(preserved lemon)を使った鶏手羽元の煮込みも作りました。これはモロッコの定番。
ギリシャの家庭料理ステイファド。たっぷりの玉葱と今回は牛肉とで作りました。マルサラ酒とトマトピュレとで味付け。3時間ほど煮たらいい味がでました。ヨーグルトに、preserved lemon の漬け汁をまぜたものとパセリのみじん切りをかけて。
今回はイタリアで3年間修行したというケイタさんが手伝ってくれた上に、その場にあるものでさっとおいしい料理を作ってくれました。食パンを適当にちぎってチーズとツナ缶と混ぜてオーブンで焼いたもの。周りはカリッとして中は熱々のチーズ味。美味でした!ごちそうさまでした。今度はケイタさんの手打ちパスタ食べたいな。
最後はミントティーでしめました。
2011年
10月
04日
火
本の撮影のために器選び
今月後半に控えた、料理本のための撮影に備え、デザイナーさん、フォトグラファーさんとともに、器選び。
女ばかりで、ワイワイと器を50点近くも選びます。
料理のイメージ、出来上がりの本のイメージ。お互いにセンスを確認する過程でもあります。
案外あっさりと決まり、これはいい予感
2011年
10月
03日
月
帰国中の娘と房総へ
帰国中の大学生の娘とともに房総ドライブ。
まずは君津で寿司を堪能。鴨川まで足を伸ばして海を眺めてきました。
地元の天草からところてんを作っている小さな店をみつけたので、寿司を食べたばかりというのにしっかりいただきました。
ちょっと前に私自身も天草からところてんを作ってみたばかり。その話をすると、「どうですか?」と店のご主人がのぞきこんできます。
それはやはりプロ。しっかりした歯ごたえと海藻の香りがやはりひと味もふた味も違います。
ごちそうさまでした!
2011年
10月
02日
日
姫路で食育ワークショップ
姫路で、食育ワークショップを行ってきました。
休みの日ということもあって、ご夫婦での参加もちらほら。
姫路の「食育月間」が10月だということで、あちこちで食育のイベントが行われているのだそうです。
姫路城は改修中で見ることができず。
スケジュールがたてこんでいたので、日帰り。さすがにちょっと疲れました。
とはいえ、姫路着後、お迎えにきていただく40分ほどの間に穴子飯を食べ、セミナーを終えてから新幹線に乗るまでの間に、在来線ホームにて、元祖駅そばを食し(写真。贅沢にも牛天そば400円!)、姫路名物「御座候」を並んで赤、白、買い求め、玉椿を購入と、2時間のセミナー含め滞在時間4時間強の割にはがんばったかな(??)という感じの姫路出張でありました。
2011年
9月
28日
水
一日限定乾物カレー店無事終了
横浜市営地下鉄センター南駅ちかくの「みんなのキッチン」にて、一日限定乾物カレーの店を開きました。ご来店いただいた皆様、ご声援いただいた皆様、どうもありがとうございました。
30名ほどの方から事前にご予約いただき、「カレーの匂いにひかれて」「たまたま通りがかって」などと、ふらっと入ってきてくれたお客様も多く、忙しいながら、楽しいランチ出店となりました。
「平日郊外だと行かれない」という声もあったので、今後場所を変えても一日限定出店続けていこうかと思っています。
とりあえず今決まっているのは、同じセンター南の「みんなのキッチン」にて、11月25日。内容は来週までに決めます。お近くの方にお声がけください。おいしいランチを考えます!
2011年
9月
26日
月
加子母にいってきました
連休を利用して、「加子母はすごい」と前からきいていた岐阜県中津川市の加子母にいってきました。
檜が有名な林業の町。「檜一本、首一本」と言われるほど貴重だった加子母の檜(一本切ったら首がとぶという意味)は、伊勢神宮や姫路城にも使われています。
こちらは明治座。すでに築100年以上。地芝居が盛んなところで、年に一度、加子母の人たちの手作りの「加子母歌舞伎公演」が毎年9月の第一日曜日に行われます。以前Youtubeで見たら、そのレベルの高さにびっくり。
会う人会う人、みんな前向きなのが素敵でした。加子母にまた行きたいから、という理由で(!)、いろいろおもしろ企画を考えているところ。
写真はfacebookに多数アップしています。加子母のおいしいものアレコレの写真はこの下にまとめて紹介!
2011年
9月
19日
月
実験映画作家・太田曜氏と
いよいよ今月27日(火)には、映像作家の勝河泰知くん(23)が、山形県西川町に移りすみます。
それに先立って、勝河くんが「是非メンターになってほしい」と熱望していた映像作家の太田曜氏にお目にかかり、てヲとるクリエイタinレジデンス(CiR)月山で、ともに西川町を訪れていただけるよう、また、勝河くんの制作にさまざまな意味でのアドバイスを頂戴できるよう、お願いしてきました。
フランスに長く住み、さまざまな実験映画を発表してきた太田氏のホームページはこちら。
山形国際ドキュメンタリー映画祭は10月6日から。また11月には、山形国際ムービーフェスティバルも開催されます。映像作家として勝河くんがどんな作品制作にとりくむのか、今から期待しています。
てヲとるCiR月山についての情報は、こちらから発信していきます。
2011年
9月
17日
土
自由大学「乾物のある生活」三期生募集開始!
現在第二期を毎週土曜日午前に行っている、自由大学の『乾物のある生活」。
11月に始まる第三期の受付を開始しました。
今回は毎週火曜日夜19:30から全5回。
詳細は自由大学のサイトをご覧下さい。
2011年
9月
16日
金
慶應大学院とのプロジェクトが意外な展開へ?
慶應大学院と5月から進めているALPS2011プロジェクト。乾物を普及するにはどうしたらいいかという課題のもと、学生さんたち(みとごに全員男性!)が、外にでてインタビューをしたり、資料を集めたりで、11月中旬の最終プレゼンにむけて研究してくれています。
今日はそのプロジェクトチームのうちの一人が、「慶應で講演をきいたときに、絶対サカイさんたちの活動とリンクするように思ったので」と紹介してくれたのが、ジアスニュースさん。3.11後、冷蔵庫を廃棄できないかなとまで考えたとのこと。私たちの活動にとても興味をもってくださいました。
この打合せで出たアイディアから、もしかしたら、奇想天外な慶應キャンパス内ショップが生まれるかも!!
ALPS2011の最終プレゼンが楽しみになってきました。
2011年
9月
15日
木
老舗として生き残るということ
鈴廣さんのシーセージとシーフランクの試食会で、富士酢を作る飯尾醸造に最近嫁がれたという女性と、たまたま同席。お話を伺う機会をえました。
富士酢は、長年愛用しているお酢。でもこんなことぜんぜん知りませんでした!申し訳ない。
富士酢の原料となる米は自社で作っており、すべて無農薬。その米を使って酒を作り、できた酒から酢を作るのだそうです。酢ができるまでに3年かかるのだとか。
京都の会社なので、京都の米にこだわっており、それをやぶってまで商売を広げるつもりはないとのこと。同社のりんご酢は、昨今話題で手にいれることも難しいといわれる「木村さんのりんご」が原料。無農薬の米だけを使おうと決めたのが50年前というのも驚きでした。当時は高度成長期に入ろうという時代。さまざまな便利な加工食品が世にでて、なんの反省もなく進歩だと受け入れる世の中で、そんな決断をした人たちに敬意を表します。
2011年
9月
11日
日
岩城島のレモン&ライム@国連大学前マルシェ
国連大学前のマルシェに、岩城島からポンポコランドさんが出店すると伺い、岩城島に10月から滞在予定(てヲとるCiR岩城島)の安孫子くんと一緒にお邪魔してきました。
ポストハーベストなしの低農薬レモンとライム。「洗えば皮ごと食べられますよ」 と古崎さん。
島でかつては広く作られていたさつまいもを使った芋けんぴが日経のさつまいも加工品の第二位になったとのことでしたが、柑橘へのシフトによって一時はさつまいもを作る人がいなくなってしまったとのこと。でもそれはもったいないと7名のさつまいも農家が作るさつまいもを全量買い取るとして、岩城島産のさつまいもをつかった新商品「さつまいもせんべい」(写真参照)を開発。
樹齢が高く、切って捨てられるだけだった桜の幹でチップを作り、面にとって著名な木版画家に使ってもらう。ブルーベリーがとれるとなれば、ジャムでは面白くないと料理用のソースの加工品を開発するなど、発想豊かに、人とのつながりをどんどん広げていく古崎さん。
10月に岩城島にむかう安孫子くんも、あんなことしてみたい、こんなことができそう、と、楽しみにしているようでした。
2011年
9月
11日
日
てヲとるクリエイタinレジデンス月山壮行会
昨晩は、9月末から月山の麓の町、山形県西川町に入る勝河泰知くん(23)の壮行会を開催。このプロジェクトに共感を寄せてくれる28名が集まってくれました!
てヲとるクリエイタinレジデンス月山の情報は、facebookのてヲとる月山ページで発信します。facebookアカウントをとって、こちらに「いいね!」をしていただけると、今後いろいろな情報が皆さんのもとに届きます。
勝河くんが、以前、山梨県白州の森の中で行ったという、透ける布を3枚設置したところに映像を映し、その奥行きや、布の平らではない面に映る映像を楽しみ、さらには、布と布の間を人が歩くことで、参加型のインスタレーションにしたという作品を再現してもらいました。
今回の料理
クラッカーにのせたのは、
- トマトと玉葱とバジルをオリーブオイルとレモンで和えたもの
- スモークサーモンとクリームチーズのディップ
- スナップエンドウのあっさり塩味ディップ
- 揚げ茄子の花椒風味マリネ
- 西川町のにしかわウッディファームさんのこくわジャムと紅玉ジャム
他に、
- フラワートルティーヤでハムとチーズとバジル&アンチョビディップのケサディーヤ
- 鶏肉のカレーヨーグルト風味をフラワートルティーヤで巻いて
- シュリンプカクテルwithわさびマヨネーズソース
- えのきだけと大葉の梅肉風味和えonかまぼこ
- ローズマリーとタイムたっぷりのカントリーソーセージ
- UFO型ズッキーニのソテー
- 西川町のにしかわウッディファームさんのお餅(キビ、ヨモギ、古代米)の磯辺焼き
- にしかわウッディファームさんの大葉を刻んでいれた塩むすび
2011年
9月
09日
金
日々考えてます、乾物レシピ
日々乾物料理の試作っていう感じの日々です。さまざまな乾物を、現代の食卓にあった形でどんなふうに食べたらおいしいか。毎日考えてます。
普通の人は「乾物を使う」が前提で食事を作るわけではないので、食べておいしい→へ〜え、これ乾物使っているんだ→じゃあ使ってやってみようかな、という方向でなくてはいけない。なので、たとえば乾物と他の食材を組み合わせておいしい料理ができたとしても、「これ、乾物なしでも成立するよね」と思われたら乾物普及にはつながらない。とはいえ、あまりにも王道の使い方では、他の本やネットでいくらでも情報をえることができます。
私ならではのカラーを出しつつ、「作ってみたい」と思ってもらえるような乾物料理を考える日々。「やったね!」と思えるものができると、クイズをとくみたいで嬉しい。アイディアがひらめいた時は「よしっ」て思える。そんな瞬間を楽しみながらやっています。
2011年
9月
09日
金
AI KOKO GALLERY ポロックの新作?
いやいや、いろいろ驚きのあるこけら落としでした。
両国に新しくギャラリーができたのでオープニングをのぞいてみようとでかけてきました。マンションの入り口にたなびくオレンジ色の旗にはAI KOKO GALLERY。
狭い階段を3階までのぼったら、普通に扉が並んでいます。「ここでよいの??」思わずキョロキョロ。
正面の扉にギャラリー名があったのでピンポーンと押してみます。
さて靴を脱いであがると、縦長の部屋にお客人7名ほどが並んでビデオ画像を見ています。壁には幅が3mはある、どーみてもジャクソン・ポロック〜という作品がかけてあります。でもビデオでうつしている制作風景にはまったくの別人がポタポタ絵の具を落としているし、「ポロックの新作展」って???もう故人のはず。そんなちょっと面白い試み。
このギャラリー、オーナーさんは昼間お仕事をしているので、夜のみご自宅のDKをギャラリーとしてオープン。常にどんどん作品展をというよりは、知り合いの作家さん、好きな作家さんの制作にあわせて、自分もキリキリしないように、ゆる〜くギャラリー展開していくのだとか。
自分ができる範囲にしぼって、でもやりたいことを自分のペースでやっているのがとっても素敵。壁も白いわけではないし、普通のお宅の中に飾ってある作品を見せていただくっていう感じ。でもそれが本来。美術館やギャラリーにある作品が完成形なのではなく、自分の家で日常の暮らしの中でアートを楽しんでいこうよというのは、てヲとるが進めようとしているART&
EATスタイルにもつながります。
正直特に広いわけではない普通のマンション。それでもやればできちゃうっていう、とっても素敵なサンプルを見せていただいたなと思います。こんなギャラリーがあちこちにできたら、なんか面白いことになるなと思った夜でした。ウチもやろうかしら?
2011年
9月
07日
水
取手アートプロジェクト×DRY and PEACE
茨城県取手市で地域密着型のアートプロジェクトをすでに99年から行ってきている取手アートプロジェクトの方々と打合せ。2008年に行ったTAP2008の冊子を頂戴しました。団地にアーティストを一定期間住まわせ、それぞれの「作品」を「展示」。
団地のいろいろなところでさまざまなコスチュームで高々とジャンプする自分の写真を展示した吉永ジェンダーは、子どもたちに追いかけられるほどの「アイドル」に。朝10時に拡声器で合図をし、住んでいる人たちに一斉にふとんを干してもらうFUTON Projectを行った佐藤未来の「作品」。住民もまたアートに参加するようなプログラムはとても興味深い。こういう団地で育った子たちは「アート」ときけば何か楽しいワクワクするものという印象をもって育っていくのだろうなあと、いただいた冊子を見ていて思いました。
さて、取手アートプロジェクト×食の探偵団のDRY and PEACEプロジェクトがこの秋始動?500坪の原っぱを舞台に、ただいま構想企画中です。
2011年
9月
05日
月
「BUGHAUS」宣言 みてきました
東向島の現代美術製作所で行われているBUGHAUSさんのプレゼンテーション展「ポスト・工務店にむけて」をのぞく。
記憶、ロハス、エコといったものをあえて排除してプロジェクトを組み立てようという試み。使う者と使われる者、発注者と受注者といった対峙関係を排して、フラットにともに歩む関係の構築を目指そうというところに共感。
2011年
9月
03日
土
慶應&自由大学合同乾物ディナー@拙宅
慶應大学院でDRYandPEACEプロジェクトに関わってくれているメンバーと、自由大学の「乾物のある生活」第一期生およびキュレーターとして関わってくれている二人の総勢10名のお客様をお迎えしての乾物ディナー会@我が家。
おだししたのは、以下。
ひじきとオカヒジキのフラン
干トマトと干椎茸&胡桃のケークサレ
五島三菜と煮干&干蝦ダシがら入りタイ風サラダ
牛肉と金針菜と空心菜の炒め
干すきみ鱈とじゃがいものギリシャ風
ネパールの干水牛とパパセカのトマト煮込みチウラ添え
高野豆腐の麻婆豆腐
干蛸飯
乾物スープ
菊花入り浅漬
割干大根黒酢和え
本当はお麩を使って、アイスクリームもどきを作ってみていたのですが、これはいマイチでお出しせず。この日は「試作」を食べていただく趣向もあり、すきみ鱈、干水牛、高野豆腐については初めての試み。でもどれもかなりおいしくできてほっ。
慶應乾物チームの最終発表にむけての議論にプラスになるといいな。
2011年
9月
01日
木
自由大学「乾物のある生活」第二期スタート!
9月3日(土)より、毎週午前中、世田谷ものづくり学校内自由大学で「乾物のある生活」第二期がスタートします。詳細はこちらから。
2011年
8月
30日
火
東北視察旅行に行ってきました
8月下旬の4泊5日、東北視察旅行に行ってきました。
まずはてヲとる代表百々一氏とともに十和田に入り、十和田市現代美術館の館長、小林ベイカー央子さん、デザイナーの安斉将さん、それに浅草橋のアルザス料理店ジョンティの店主の富田さんの出身地ということで、十和田に住んでいる従兄弟で消防士の繁在家さん、ご当地では八戸せんべい汁の歌で有名なトリオザポンチョスの桜田まことさんなどとご一緒させていただきました。
まだお目にかかったことがないながらfacebookでつながっている松田龍太郎さんが関わっているバンク十和田も訪問。残念ながら一日違いで松田さんとはすれ違いでしたが。
質の高い美術館を中心に町を楽しく面白くできたらいいなと思った次第。現地の彼らとの繋がりを活かしてワクワクプランを練ろうと思います。
さて、翌日からは慶應大学院システムデザインマネジメント課のアグリゼミに合流。弘前にて奇跡のりんごで有名な木村さんの指導のもと、野菜を育てている成田農園さんを訪問しました。懇親会では成田さんを質問ぜめ。自然農法についていろいろ伺ってきました。
2011年
8月
07日
日
慶應大学院でスポンサードディナー
慶應大学院システムデザインマネージメント課のALPS2011プロジェクト。産学協同プロジェクトのようなものなのですが、そのスポンサードディナーに参加してきました。
実は、ALPS2011には、てヲとるとして「アーティストが喰える世界を創るには?」というテーマで、また、DRYandPEACEで「乾物を広める!」をテーマに、ダブルで参加しています。